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Babylon.js 3.2リリースで3Dレンダリングが改善

原文(投稿日:2018/05/03)へのリンク

読者の皆様へ:ノイズを減らすための一連の機能を開発しました。関心のあるトピックについて電子メールとWeb通知を受け取ることができます新機能の詳細をご覧ください。

Babylon.jsチームは3.2リリースを発表した。3.2では、3Dレンダリングの改善のためにWebGL 2.0の追加機能を活用し、最新のJavaScriptとTypeScriptパターンを取り入れ、アニメーションオプションと特殊効果を追加している。

Babylon.jsは、HTML5、WebGL、WebVR、Web Audioで3Dゲームや3D体験を構築するための、TypeScriptで作成されたJavaScriptフレームワークである。そして、Blender、Unity、3DS Max、Maya、Clara.ioなどの一般的な3DツールからBabylon.jsオブジェクトにエクスポートするツールを提供している。Babylonチームは、さまざまなブラウザやデバイスで3D体験をサポートするよう努めている。このリリースでは、JavaScriptの実行時間を短縮し、3D GPU計算のためのブラウザリソースを節約するために、Babylon JavaScriptエンジン内に多くの新しいキャッシュレイヤーを導入している。

さらに、このリリースではWebGL 2.0の新機能がいくつか追加されている。例えば、Percentage Closer Filteringとコンタクトハードニングによるシャドウの改善や、スペキュラアンチエイリアスによるアンチエイリアスアルゴリズムのアップデート、光沢のあるオブジェクト上の視覚的なアーティファクトの削減がある。WebGL 2.0をサポートしていないブラウザでは、プロジェクトによって提供される代替オプションがある。

Babylon 3.2リリースでは、アニメーションオプションの改善のために、アニメーションのブレンドとアニメーションのウェイトが追加される。アニメーションブレンディングにより、開発者はあるアニメーションから別のアニメーションにシームレスに移行できる。アニメーションウェイトでは、複数のアニメーションのそれぞれにウェイトを指定してミックスすることができる。このプロジェクトではさまざまな特殊効果が提供されており、このリリースではグローレイヤが追加され、それによりオブジェクトの一部が輝いて見えるようになる。

WebGL 2.0の別の機能であるGPUパーティクルが使用可能になる。パーティクルを、CPUでアニメーション化せずに、GPUでアニメーション化してレンダリングすることができる。それによって、エフェクトの速度がさらに向上する。

このプロジェクトでは、async/awaitとともにES2015の約束をサポートしており、Babylonは非同期コードに対するアプローチを改善している。

Babylon3.2のアップデートとバグ修正の完全なリストに、このリリースのすべての変更が含まれている。Babylon.jsプレイグラウンドには、このリリースの機能を強調している対話的なデモが多数ある。Babylon.jsはApache 2.0オープンソースライセンスの下で利用可能である。Babylon.js GitHubプロジェクトを通しての寄付を歓迎します。

 
 

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