4月30日にリリースされたWindows 10 April 2018 Updateと、3月29日にリリースされたSafari 11.1で、EdgeとSafariが、FirefoxとChromeがデフォルトで有効にしているService Workersに加わる。開発者は、オフライン機能を提供するProgressive Web Appsの開発をでき、Internet ExplorerとOpera Miniを除くすべてのブラウザーでの動作を期待できる。
Service workersはProgressive Web Apps (PWAs)の主要な機能であり、関連するプッシュ通知を送信し、不安定なネットワークでも読み込みを高速にするアプリケーションを「インストール」することによりネイティブとWebの差を埋める。この更新により、PWAはiOSとWindows 10デバイスにインストールでき、AndroidとChromebooksと並ぶことになる。
GoogleはPWA機能の最大の主張者の1人であり、Android用のPWAを利用してきたテック企業である。注目すべき例としては、Twitter Lite、Flipkart、Pinterestの新しいモバイルWebアプリケーションがある。GoogleのエンジニアリングマネージャーであるAddy Osmani氏はケーススタディでは、Pinterestのモバイル体験について書いた:
従来のモバイルWeb体験と比べて40%以上の時間を節約でき、ユーザーが生成した広告収入は44%向上し、60%のコアエンゲージメントが向上しました。
完全なオフライン体験を目指すのでなくても、service workersは非常に便利だ。通信使用量の削減や、最初の使用感の時間短縮など一般的に語られている利点だけでなく、APIの柔軟性において、幅広い可能性がある。エンジニアリングblog投稿において、DexecureのInian Parameshwaran氏が追加のアプリケーションについて次のように述べている:
Service workersは、最近Webプラットフォームに追加されたAPIの中でも最もパワフルなものです。これはJavaScriptの世界にプログラム可能なプロキシにアクセスできるようにします。リクエストごとに、ブラウザーによってリクエストをキャンセルしたり、ルートを変更したり、レスポンスを変更したり、キャッシュしたり、必要な処理が可能です。
アプリケーションのいくつかの特徴には、クライアントサイドのロードバランシング、デバイスごとの画像最適化、帯域幅の条件、高度な画像でコードなどがあげられる。
service workersについて学びたい開発者は、Google Web Fundamentalsや、Mozillaドキュメントをチェックしてほしい。すぐに始めたい場合は、プリキャッシュ、ランタイムキャッシュ、リクエストルーティング、バックグラウンド同期など、多くの一般的なService Worker機能が統合されたGoogleのWorkbox libraryを使うとよい。
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