Visual Studio 2017 15.7がC++17に完全準拠

Microsoftは、Visual Studio 2017 15.7の一般向け提供を発表した。InfoQは、VS2017の7回目のメジャーアップデートの開発を追ってきた。これにより、IDE全体の多くの領域が改善された。

この更新プログラムは現在のコピーに対して上書きインストールできるが、その一方で、新規インストールの利点がある。VS2017インストーラの変更により、コアファイルを1つの場所（SSDなど）にインストールし、残っているプログラムファイルを別のドライブ（大容量のHDDなど）にインストールすることができる。このオプションを使用すると、限られたSSDスペースの使用を最大限に活用し、アクセスの少ないファイルをより安価な（ただし遅い）HDDに置くことができる。このタイプの設定は初期インストール時にのみ定義できるので、変更する前に長期的なディスク容量の使用を検討してください。

これまでの数少ないリリースでそうだったように、VS2017 IDEのパフォーマンス向上が15.7でもフォーカスされた。注目すべき変更点は、デバッグウィンドウが非同期であるため、その更新が他のVisual Studio操作をブロックしないことである。 Microsoftは、.NETモバイルアプリ開発用のAndroidエミュレータを立ち上げる際の、大幅な速度向上を報告している。

C++開発者はClangFormatのサポートが追加され、コードスタイルと書式設定ガイドラインの適用が可能となる。C++ CMakeのサポートが拡張され、CMake自体は3.11にアップグレードされた。Visual C++は現在、C++11、C++14、C++17に準拠している。これは、クロスプラットフォームプロジェクトに取り組んでいる開発者や、最新の標準を利用したい開発者にとって大きな成果である。

15.7に含まれる項目の網羅的な一覧については、リリースノートを確認してください。Visual Studio 2017をチェックアウトしたい新しいユーザは今すぐMicrosoftからダウンロードできる。