最後のGoogle I/Oカンファレンスで、GoogleはGoogle Play Publishing APIのバージョン3を紹介した。これにより、開発者は継続的インテグレーションのワークフローからGoogle Playにアプリを公開できる。
Google Play Publishing APIにより、開発者は、新しいバージョンのアプリのアップロード、特定のトラックへのアプリのリリース、Playストアに表示される情報の管理などのアプリ配信タスクを自動化できる。バージョン3では以前はPlayコンソールでしか使用できなかった多数の操作がサポートされているため、ワークフロー全体を完全に自動化することができる。
Publishing APIで使用される基本的なメッセージ形式は次のとおりである。
{
"track": "production",
"releases": [
{
"name": "Release One",
"versionCodes": ["100"],
"status": "completed"
}
]
}
production
にリリースするだけでなく、テストトラック(alpha
やbeta
)にリリースして、テスターベースにアクセスさせることもできる。また、段階的にrollout
しながら、新しいバージョンのアプリをデプロイすることができる。これにより、限られた数のユーザーのみが新しいリリースを利用できるようにできる。アプリの品質をより自信が持てるようになるにつれて、公開先に含まれるユーザ数が徐々に増加することができる。次のJSONメッセージは、アプリの新しいリリースについて、段階的なrolloutを行う方法を示している。
{
"track": "production",
"releases": [
{
"versionCodes": ["100"],
"status": "completed"
},
{
"versionCodes": ["200"],
"status": "inProgress",
"userFraction": 0.1
}
]
}
実フィールドで検出された重大な問題にすばやく反応して、status
をhalted
に変更できる。
他に、Publishing APIによってできる興味深いことがある。それは、Playコンソールにログインしたときにのみ使用できるドラフトリリースを作成することである。これにより、リリースを自動的に準備することができますが、プロダクトマネージャが明示的に承認するまで、利用可能な状態にすることを延期することができる。
{
"track": "production",
"releases": [
{
"name": "Big Launch",
"versionCodes": ["200"],
"status": "draft"
}
]
}
最後に伝えるべきこととして、サポートされている複数の言語でリリースノートを含めることもできる。
Publishing APIを使い始めるには、Googleが公開しているサンプルコードを参考にしてください。
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