Microsoftは、リモートKubernetesクラスターの作成とアクセスを簡単にでき、チームにすぐに、反復的な開発体験を提供するDev Spaces for Azure Kubernetes Services (AKS)の公開プレビューを発表した。このリリースは5月のBuild 2018で発表されたDev Spacesのプライベートプレビューに続くものである。
このリリースでは、Azure上のKubernetes向けのアプリケーションのビルドとデバッグを迅速にする方法を開発者に提供したいと考えている。MicrosoftでContainersのPM LeadであるGabe Monroy氏は、プレビューリリースに関するblog投稿で言う:
Dev Spacesは、IDEやAzure CLIといった新しい開発者のニーズに対応しています。AKSの中に新しいDev Spaceをシンプルに作成して、他のトラフィックフローを妨げることなく、マイクロサービス環境で動作するあらゆるコンポーネントを安全に始めることができます。
Dev Spacesでは、開発者がDev SpacesをサポートするAKSクラスタに、Visual Studio 2017のような彼らのIDEで接続できる。開発者はオープンソースのDraftプロジェクト上に構築された重要な成果の足場に取り入れることができる。その後、Azureとコードを同期して、AKS内のコンテナとしてビルドされ、デプロイされる。最後に開発者はそのコードを、DockerやKubernetesなどのツールをインストールすることなく、ローカルマシン上で編集して、デバッグできる。
Azure Marketingのsenior product marketing managerであるBrady Gaster氏の先月のMicrosoft Azureに関する投稿で、Dev Spacesについての記述がある:
最低限の開発マシンセットアップで、Azure Kubernetes Service内で直接コンテナの繰り返し実行とデバッグができるようになりました。Windows、Mac、Linux上で、使い慣れたVisual Studio、Visual Studio Code、コマンドラインなどの使い慣れたツールを使用して、開発できます。
Source: https://azure.microsoft.com/en-us/blog/smarthotel360-microservices-on-azure-kubernetes-service/
先日のTheRegisterの記事において、Azure Dev Spacesに関する議論の中で、Richard Speed氏は、Azure Dev Spacesは初期段階の技術であるという:
しかし、これは明らかに成功に至る前のプレビュー技術です。Visual Studioの世界で視覚的なデバッグに慣れていて満足していた開発者にとって、Azure Dev Spacesではコンテナ化された環境に対する使い慣れたラッパーが提供されます。ただこれはまだまだです。
このスペース内のその他のツールとして、リモートKubernetesクラスタとローカル開発環境の双方向プロキシを可能にするCNCFでホストされるTelepresenceプロジェクトと、リモートクラスタとローカルファイルシステムの間でファイルの同期を可能にするオープンソースのksyncプロジェクトがある。今年の3月にShahidh K Muhammed氏は「Draft vs Gitkube vs Helm vs Ksonnet vs Metaparticle vs Skaffold」というblog投稿において、ローカル開発体験を作り出すことができるKubernetesツールの比較を書いた。
AKSは現在、12リージョンで一般提供されており、Dev Spacesは現在、.NET Core(VS CodeとCLIまたはVS 2017とCLI)とNode.js(VS CodeとCLI)のみが動作する。今後数か月に渡ってさらなる言語がサポートされる。Dev Spacesに興味がある開発者は、製品ガイドをサポートするコードサンプルと製品ロードマップに関する詳細情報も提供している。GitHub repoを参照して欲しい。
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