JSUIは、JavaScriptアプリケーションを作成・管理するためのビジュアルツールだ。このプロジェクトでは、フロントエンドとバックエンドのアプリケーションのためのユーティリティおよび機能を提供する。機能の多くは、土台となるJavaScriptフレームワークに非依存だ。
JavaScriptエコシステムでよく見られるのは、多数のプロジェクトとその依存関係をすばやく閲覧・表示する仕組みなしに、大量のアプリケーションを抱えることだ。JSUIの作者Kristijan Ristovski氏(Kitze)は、その体験を改善しようとしている。
JSUIはまだリリースサイクルの非常に初期段階だが、コマンドライン、ソースコードリポジトリ、パッケージ情報、リモートソースコードホストとのやりとりをスリムにする様々な機能を含んでいる。
アプリケーションの新規作成に関して、React、Vue.js、Angular、Gatsby、React Nativeを含む、複数のJavaScriptフレームワークのアプリケーションジェネレータとやりとりできる。JSUIは、生成されるアプリケーションの設定オプションを提供する。
バックエンドアプリケーションおよび組み込みWebサーバーを搭載したアプリケーションに関して、JSUIはポートをkillするためのクイックスイッチを提供する。また、プロジェクトファイルのイントロスペクション機能や、各種スクリプト実行のサポートを提供する。また、プロジェクトおよび開発依存関係の閲覧と管理のための仕組みも含まれている。
JSUIの機能はすべて、コマンドラインもしくは他の仕組みにより実行できる。現在のところ、JSUIだけが提供している必須機能はないが、複数のJavaScriptアプリケーションをすばやく閲覧して操作するダッシュボードがあるのは便利だ。JSUIの現在の価値は、機能をひとまとめにして、フレンドリーなUIを通して一体化し、プロジェクト管理をシンプルにすることだ。これは特に、JavaScript、npm、yarn、各種フレームワークの初心者にとって役に立つ。
JSUIはMITオープンソースライセンスのもと利用可能だ。JSUI GitHubプロジェクトからコントリビューションすることもできる。さらに詳しい情報は、Twitterアカウント@JSUI_app から得られるだろう。
Rate this Article
- Editor Review
- Chief Editor Action