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NGINX Controllerが一般向け提供開始

原文(投稿日:2018/07/14)へのリンク

NGINX Plusインスタンスのための集中監視および管理プラットフォームであるNGINX Controllerは、現在一般向け提供されている。NGINXのエンタープライズ製品であるNGINXアプリケーションプラットフォームの一部である。

NGINX Controllerの主目的は、NGINX Plusサーバをマルチクラウド環境で管理することである。このために、NGINX Plusのインスタンスを作成および設定するためのユーザーインターフェイスを提供すると同時に、監視およびアラート機能を提供している。

NGINXの製品管理担当副社長であるSidney Rabsattは、製品が解決しようとしている問題を次のように説明している。

Controllerの前に、顧客は、管理および監視するために独自のカスタムツールを構築していました。これが複雑なレイヤーを生み出す結果となっていましたが、現在は、NGINX用に最適化された使いやすいツールとして、Controllerが解決しています。これにより、時間を節約し、複雑さを軽減し、顧客が利用するアプリケーションをサポートするコストを削減します。

NGINX Controllerの主な機能は次のとおりである。

  • モニタリング:ユーザインタフェースとして、RPSや帯域幅の使用量などの有用なメトリックのグラフを提供される。
  • アラート:CPU、HTTPステータスコードエラーなどのメトリックに関するアラート。
  • ダッシュボーディング:多くのインスタンス横断のメトリックを表示するカスタマイズ可能で集約されたビュー。
  • 構成アナライザー:インスタンスの構成を分析し、改善点を推薦する。
  • 簡略化された構成管理:インスタンスの構成ワークフローをシンプルにするためのユーザインターフェイス。
  • ポリシー主導型の管理:特定のビジネスラインに合わせるために環境固有のポリシーを生成できるようになった。

NGINX ControllerにもAPIは用意されており、サードパーティの監視ツールと統合することができる。

NGINX Controllerが主に注力しているのは分析である。異常検出は、迅速かつ確実にできることを目指しており、パフォーマンスの問題を容易に識別できるようにしている。ツールの管理機能と連携することにより、適切な構成変更が、可能な限りストレートに適用され、検出された問題を軽減することを目指している。

インテントベースのポリシー管理もこのツールの目的である。つまり、コントローラーのユーザは、サービスレベル契約の種類(たとえば、99パーセンタイルの可用性)を宣言でき、適切なインスタンスと構成がデプロイおよび構成される。

時間の経過と共に、NGINXは顧客のフィードバックに基づいてより多くの機能を展開する予定である。無料試用版はオンラインで提供されている。また、製品の概要を示すビデオも入手できる。

 
 

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