Microsoftは、Windows 10 IoT Core OS向けの、管理されたデバイスのアップデートとデバイスのヘルス評価を可能にする新しい有料サービスをプレビュー中だ。新しいサービスは、そのリリース後、各バージョンのOSがリリースされた後、10年のサポート期間が保証される。
無料のWindows 10 Core IoT OSはSemi-Annual Channel (SAC) により利用可能で、新機能を含めて年2回アップデートを受け取ることができる。Windows 10 IoT Core ServicesはWindows Long-Term Servicing Channel (LTSC)を通じてバグフィックスとセキュリティアップデートのみが提供される。OSベースを可能な限り安定させて、サービス中断のリスクを最小にするために新機能は含まれない。Microsoftは通常、2~3年ごとにLTSCチャネルの新しいリリースを公開し、それを10年サポートすると、MicrosoftのプログラムマネージャーであるRushmi Malaviarachchi氏は言う。
新しいDevice Update Center (DUC)を使って更新されるデバイスは、それ基盤になるOS、デバイスドライバー、OEM固有のアプリケーションとファイルを更新するかどうか制御できるようになる。
(画像はMicrosoft blogから)
デバイスモデルごとにアップデートを制御でき、3つの異なるチャネルにより、ライブ公開する前に小さなサブセットでロールアウトプロセスと検証を適切に制御できる。3つのチャネルは、テストデバイスのプレビュー、セルフホストデバイスの早期採用、本番デバイスへの一般公開である。
Windows 10 IoT Core Servicesが提供するその他の興味深い機能として、起動時のデバイスの信頼性を評価できる。これはDevice Health Attestation (DHA)を使用して実行され、多数のデバイスを検証して、DHAレポートを生成する。また、Azure IoT Device Managementによって再起動、工場出荷状態へのリセット、不具合のあるデバイスの再イメージするとともに、ネットワークアクセスを拒否して、サービスチケットを作成する。
前述のとおり、Windows 10 IoT Coreは無料のままだが、Windows 10 IoT Core Servicesは有料サブスクリプションで利用可能になる。プレビュー期間中はデバイスごとに月額$0.15に設定されており、その後デバイスごとに月額$0.30と設定されている。
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