Atlassianは、Jiraのエコシステムの拡大を発表した。BitbucketとJiraのよりしっかりとした統合、OpsGenieの買収、インシデント管理システムのプラットフォームであるJira Opsの発表などだ。
4月に発表されたBitbucket DeploymentsはチームがBitbucket Pipelinesを使って継続的統合を実践し、環境を跨いだ配置を管理するのを手助けしてくれる。
JiraとBitbucket PipelinesとDeploymentsの統合の第一段階として、次の配置に影響するJiraのイシューをBitbucket Deploymentのダッシュボードで見ることができる。配置の前に変更のレビューができる。サマリービューではリリースに関連するイシューが確認でき、過去のリリースのエラーについても簡単に調査できる。
(画像はBitbucketのブログから)
Atlassianによれば、Jiraのユーザーは今後、各イシューのビルドと配置の状況を視覚的に確認できるようになる。プロダクトマネジメント、品質保証、サポート、マーケティングチームですら、どのような変更が配置されたのか、最新の情報を確認できる。
Jira SoftwareとBitbucketの結合の後、開発者はJiraのイシューを配置に紐付ければいいだけだ。これはJiraのイシューのキーをコミットメッセージに含めればいいだけだ。詳しい情報はBitbucketとJira Softwareのページにある。
OpsGenieはインシデントアラートの会社であり、3000以上の顧客を抱えている。Air Canada、The Washington Post、Overstockが同社の顧客だ。OpsGenieは適切な人にスケジューリング、エスカレーションパス、通知(メール、SMS、音声コール、モバイルのプッシュ)を組み合わせて連絡をする。タイムゾーンや休日も考慮してくれる。
AtlassianはOpsEngineを買収ことで合意した。OpsEngineはJira Opsの一部になる。
Jira Opsはインシデント管理プラットフォームであり、インシデントに対する対応、解決に使われる。下記のような機能がある。
- インシデントを上げる
- 適切な人にアラートを上げる
- インシデントに対するSlackのチャンネルを作る
- Atlassian Statuspageを使って顧客に状況を知らせる
- インシデントから学び、同じタイムラインを調べることで根本原因を分析できる。
バージョン1.0のリリースの前までは、ユーザーはアーリーアクセスとしてJira Opsを無料で利用できる。既存のJira Cloudのユーザーは新しいJira Opsアカウントでサインアップする。
Atlassianは、インシデント管理のハンドブックも公開している。同社によれば、同社は10年を超えるインシデント管理プロセスの改善経験で、正しい実践を定義している。
Rate this Article
- Editor Review
- Chief Editor Action