Sue Johnston氏は、最近サンディエゴで行われたAgile2018カンファレンスで、”Heroes Are Expensive - Extinguishing The Firefighting Culture”と題した講演を行った。彼女はヒーローの見つけ方、チームメンバーとリーダーをヒロイックにするもの、そのインパクト、それについてできること、ヒーローの再定義のし方についてを見出した。
われわれの多くは仕事場でヒーローになることに共感できるし、一緒に働いているヒーローを呼ぶこともできる。ヒーローはいつも危機の中心にいるのだ!ヒーローを引き抜くにはどうしたらいいだろうか?またはあなた自身の中にヒロイックを見出すだろうか?ヒーローは遅くまで働き、常に忙しく、忙しく、忙しい。彼らは何が起きているかを把握するために、全てのミーティングに出席したがるからだ。何人かのヒーローは自分の英雄的な行動に無意識であるが、周囲ははっきりと意識している。
ヒーローのインパクトとは何か?一見したところ、ヒロイックとは物事を完了させるのに必要だと思うことだろう。しかし、大きなインパクトを起こすダークサイドが潜んでいる。ヒロイックは組織にサイロを作り、これによって単一障害点が作られる。ヒロイックはよく周囲やチームモラルの士気をくじく。それはバーンアウトを引き起こし、持続可能な状態でなくなる。本当の問題への見通しはなく、それゆえ一時しのぎの策が使われるが、問題が本当に解決されることはない。これは組織にとって高くつく!また、本当のイノベーションや進歩を妨げる。
リーダーや他の人がよく取る行動は、チームや組織のヒロイックにつながる。最たるものは、リーダーがそれを報いることだ。彼らはインセンティブや、ヒーローの例を設定することや、個人やチームに向けたコメントで報いる。計画の欠如、不明確な優先度、限られたリソース、貧弱なコミュニケーション、判断の遅れも一因である。
今あなたはこう考えているだろう、”ああ、自分のチームのことだ!”
これについて何ができるだろうか?
自分たちの行動を振り返り、自分たちが問題の一部であると振り返ることから始める。
- ヒロイックに報いているだろうか?自分のヒロイックを報われるのが好きだろうか?
- 結果より成果にフォーカスする。ソフトウェアは結果である;成果とは、ユーザがそのソフトウェアで何を達成しようとしていることにフォーカスされる
- チームメンバーでペアを作り、スキルや知識を共有する
- “自分”から”自分たち”に報酬を移す。個人よりチームを報いる。
Sueは聴講者に対して、”ヒーロー”を個人、チーム、組織にとってもっと健康的な意味になるよう再定義するよう課題を出した。再定義されたヒーローの性質は以下のようなものだ:
- まず自身を、次に他人を気にかける
- 助けを求める
- イノベーションを推進する
- 周囲と一緒に共有して学ぶ
- チームとビジョンを作るのを助ける
- 問題に応急処置をするのではなく、本当に問題を解決するよう促す
- 速くより上手く物事を進める
- 学びと同じように失敗を受け入れる
彼女は聴講者への質問で締め括った。自身にいるヒーロー、チームにいるヒーロー、組織にいるヒーローを再定義する準備はできていますか?と。
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