State of Agileの13回目の年次調査がCollabNet VersionOneから発表された。これは世界中のアジャイルの採用を年次で調査している。
レポートはソフトウェアのプロフェッショナルにアジャイルのトレンドやベストプラクティス、得られた知識に関して深い洞察を与えてくれるもので、彼らがアジャイルに変化しつづける手助けとなります。
State of Agileはアジャイルソフトウェア開発に関して長期に実施されているレポートで、アジャイル手法とアジャイルプラクティスの使用に関して採用および増減を調査している。レポートは組織が直面する課題やアジャイルがもたらした利点も調査している。
調査はAgile 2018カンファレンスとプレスリリースで発表され、そこでCollabNet VersionOne社のCEOであるFlint Brenton氏は人々に対しこの年次調査に参加してほしいと呼びかけている。
世界中の技術プロフェッショナルは組織が直面する課題だけでなくアジャイル関連のソフトウェア開発や手法、プラクティスに関する洞察や視点に対しても、State of Agileレポートに毎年期待を寄せています。
私たちはみなさん個々人に対して経験を共有していただくようお願いしたいです。そうすることで、ソフトウェア開発コミュニティに貢献する手助けをしていただきたいです。
以前InfoQはState of Agile 2018レポートに関してLee Cunningham氏にインタビューをした。そこで彼に2018年のState of Agileレポートにおいて前回のレポートと比較して大きく変わったことについて質問している。
Lee Cunningham氏「調査で追跡しているトレンドのほとんどは年ごとにだんだんと変化します。その多くが依然として同じ基本的事項に取り組む必要性を強調しています。組織文化はその一例です。
しかし、重要な変化が1つ今年出てきました。それはアジャイルのイニシアチブ (それ自身の変化への取り組み) とアジャイルプロジェクトの両方に対する成功の尺度として顧客/ユーザ満足度を重要視していることです。以前は"オンタイムデリバリ"や"品質"、"ビジネス価値"といったことがランキングで顧客満足の上にありました。」
年次のアジャイル調査は他にもいくつかある。たとえばState of TestingやState of DevOpsなどだ。
書籍Accelerate: Building and Scaling High Performance Technology Organizationsではソフトウェアデリバリのパフォーマンスに影響を与える要素を調査し、高いレベルのスループットや安定性、品質を達成するのに役立つ能力とプラクティスを記述している。この本での研究はState of DevOpsのレポートの結果をベースにしている。
13回目のState of Agile調査は2018年の12月1日まで公開される。参加者は公式発表の前にレポートの無料コピーをもらえる。
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