MicrosoftがAzure Machine Learningサービスの一般提供を発表した。Azure Machine Learningは機械学習を自動化し、モデルの構築、トレーニング、デプロイを簡単にする。現在、サービスは一般利用可能で、新料金は2019年2月1日に発効する。
このサービスは、データ変換、モデル選択、ハイパーパラメータチューニングといったプロセスを自動化する。これら機械学習ソリューションはクラウド、プロミス、(IoTシナリオの)エッジ環境にデプロイできる。サービスにはPython用ソフトウェア開発キットが含まれる。開発環境には、Visual Studio Code、PyCharm、Azure Databrick notebooks、Jupyter notebooksがある。
開発者は分散Deep Learning機能によって、巨大なGPUクラスタを用いてモデルの構築とトレーニングをすることができ、AzureのFPGAにアクセスして画像分類・認識を実行できる。
このサービスには、自動モデル選択とハイパーパラメータチューニングも含まれており、データモデリングにおける退屈な作業の一部を削減することができる。自動モデリングとハイパーパラメータチューニングはモデルの自己調整を可能にする。たとえば、推薦サービスは顧客が何を選択するか学習する際、ユーザーごとにパラメータを調整できる。データはローカルマシンもしくはMicrosoftのプライバシーポリシーにより管理されたAzure仮想マシンに残ったままなので、これはプライバシーの観点からもメリットがある。モデルおよびパラメータの調整は、様々な場所に何百、何千もの装置のある運用環境において、装置ごとに予測モデルを調整するのにも役に立つ。
機械学習の自動化に関する研究論文はここに公開されている。
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