AWS re:Invent 2018では、モバイルWebアプリケーション向けの継続的デプロイサービスである新しいAWS Amplifyコンソールなど、新しい機能とサービスの発表が数多くあった。
AWS Amplifyコンソールは、新機能の迅速なリリース、アプリケーションデプロイ中のダウンタイムの回避、およびアプリケーションのクライアント側とサーバ側のコンポーネントの同時更新における複雑さの軽減をサポートする。
Amplifyコンソールをソースコードレポジトリに接続することにより、フロントエンドとバックエンドの両方がコードコミットのたびにデプロイされ、アプリケーションはデプロイが正常に完了したときにのみ更新される。
AWS Amplifyコンソールは、多くの機能を含む、サーバレスバックエンドを備えた静的ウェブアプリのためのスケーラブルなホスティングソリューションと自身を説明している。
- 世界中の144の異なるロケーションでAmazon CloudFront CDNでグローバルに利用可能
- Amazon Route 53と無料のHTTPS証明書を使用してカスタムドメインを管理
- 単純化された継続的ワークフロー
- 機能ブランチとアトミックなデプロイ
- パスワード保護による将来のバージョンの簡単な共有
AWS Amplifyコンソールは、ソース管理アクセスのためにGitHub、GitLab、BitBucket、およびAWS CodeCommitをサポートし、ブログ、静的ウェブアプリ、サーバレスウェブアプリ、およびProgressive Web Apps(PWA)をターゲットにしている。
2017 AWS re:inventでは、クラウドサービスを使用したアプリケーション開発のためにAWS Amplify宣言型JavaScriptライブラリが紹介された。AWS Amplify GitHubプロジェクトで説明されたように、Amplifyライブラリはいくつかのモジュールに分かれる。
- 認証:ユーザ認証エクスペリエンスを作成するためのAPIとビルディングブロック。
- 分析:ユーザセッションやその他のカスタムイベントなどのアプリの分析データを収集してアプリを追跡する。
- API:AWS Signatureバージョン4に準拠した署名プロセスを含むHTTPリクエストソリューション。
- GraphQLクライアント:GraphQLクライアントを使用してGraphQLサーバまたはAWS AppSync APIとやり取りする。
- ストレージ:パブリック、プロテクト、プライベートのストレージバケットでアプリのユーザコンテンツを管理する。
- プッシュ通知:プッシュ通知をAmazon Pinpointターゲティングおよびキャンペーン管理サポートと統合する。
- インタラクション:深い学習技術を活用した会話型ボットを作成する。
- PubSub:クラウドベースのメッセージ指向ミドルウェアとの接続性を提供する。
- 国際化:国際化ソリューション。
- キャッシュ:JavaScript開発者が優先順位と有効期限を設定してデータを保存するための汎用LRUキャッシュを提供する。
これは、さまざまな継続的インテグレーションおよびデプロイツール、そしてNowおよびGitHub Pagesのようなサービスが付いた、詰め込まれたスペースであるたが、AWSと接続する機能は普及すると確信している。NowおよびGitHub Pagesのようなサービスは現在AWS Amplifyライブラリドキュメントをホストしている。
Rate this Article
- Editor Review
- Chief Editor Action