Babylon.js 3.3、3DゲームのためのパーティクルシステムおよびWebVRサポートを改善

Babylon.js 3.3がリリースされた。Microsoft Mixed Reality Toolkit (MRTK)の機能を活用し、WebVR開発が改善され、そのパーティクルシステムコントロールが改良されている。

MRTKは複合現実感アプリケーション開発を加速するためのスクリプトとコンポーネントの集合を提供している。GUI VR構築を簡単にするため、Bablyon.jsはVRシーンを持つインターフェイスのレイアウトに3Dボリュームグリッドを活用し、MRTKホログラフィックと3Dメッシュボタンを呼び出すメソッドを追加した。

新しい変形ギズモを任意のオブジェクトにアタッチすることで、ゲーム内で移動、回転、スケーリングを変更するユーザーコントロールを提供することができる。

Bablyon.js 3.3には、約30個の新しいパーティクルシステムコントロールが追加されている。これらの中には、パーティクルシステムのライフタイにわたる変形とエミッションコントロール、スプライトシートのアニメーションランダム化、エミッターシェイプが含まれている。

Bablyon.jsによる環境テクスチャツールはイメージベースのライティングが改善され、リアルタイムレンダリングの品質と性能が向上している。

Babylon.js 3.3はTypeScript依存関係をバージョン3に更新した。Oculus GoのためのWebVRサポートも追加されている。

Babylon 3.3アップデートの全リストはリリースノートに含まれている。Babylon.jsはデモとサンプルを幅広く提供しており、現在、JavaScriptに加えてTypeScriptもサポートしている。

* explosion
* 360 degree photo
* particle effects
* interactive sun

Babylon.jsはTypeScriptで書かれたJavaScriptフレームワークであり、HTML5、WebGL、WebVR、Web Audio3Dでゲームや体験を構築するためのものだ。Blender、Unity、3DS Max、Maya、Clara.ioといった広く使われている3DツールからBabylon.jsオブジェクトにエクスポートするツールを提供する。

Babylon.jsはApache 2.0オープンソースライセンスで利用できる。Babylon.js GitHubプロジェクト経由のコントリビューションは大歓迎だ。ただし、Babylon.jsのコントリビューションガイドラインに従わなくてはならない。