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DigitalOceanがマネージドKubernetesサービスを開始

原文(投稿日:2018/12/19)へのリンク

クラウドプロバイダのDigitalOceanは最近、新しいKubernetes-as-a-Serviceサービスへのアクセスを開始した。このフルマネージドなサービスは、現在すべてのDigitalOceanリージョンで利用できる。

2018年5月、DigitalOceanは自身のKubernetesサービスのプレビュー版を発表し、3万人以上の開発者がそれを試した。先週のブログ投稿で、DigitalOceanはDigitalOcean Kubernetesが誰にでも利用可能であることと発表した。このサービスにより、開発者は仮想マシン、つまりDropletsの上にさまざまなサイズのKubernetes v1.12.3クラスタをプロビジョニングできる。このサービスでは、開発者に代わってKubernetesコントロールプレーン(マスターノードとワーカー)を追加費用なしで管理する。ユーザは、基盤となるDroplets、接続されているすべてのBlock Storageボリューム、すべてのLoad Balancersに対して支払いをする。開発者はDigitalOceanダッシュボードまたはAPIを介してこれらの環境をプロビジョニングおよび構成する一方、DigitalOceanはクラスタ自体と連携するための標準Kubernetesエンドポイントを公開する。

製品ドキュメントは今回の発表では更新されなかったが、それでもサービスの詳細に関する重要な部分が明らかにされている。Kuberenetesワーカーノードは標準のDigitalOceanのDropletsの上で動作するが、SSHアクセスはこれらのマネージドサーバーでは使えない。ワーカーノードの管理は、Kubernetes CLIツールのkubectlを介して行われる。DigitalOcean APIを使用して、開発者はいつでもワーカーノードを追加、削除できる。マスターノードはDigitalOceanによるフルマネージドであり、デプロイされたDropletsのリストにも表示されないという点でユーザにとってはアクセスできない。クラスタネットワークに対して、DigitalOcean KubernetesはFlannelをデフォルトのテクノロジとして使用する。これは変更できない。現在、クラスタはリージョンをまたがず、特定の地域に固有のものとなる。また、このサービスはクラスタの自動スケーリングやバージョンのアップグレードをまだサポートしておらず、ログファイルはローテーションされたりトリミングされたりしないことにも注意してください。

DigitalOceanはマネージドKubernetesプロバイダが乱立するマーケットに参加する。Googleは、複数の地域を跨いで、フルマネージドで、アップグレード可能で、スケーラブルな環境を備えた成熟したGKEプラットフォームを提供している。MicrosoftのAKSは、フルマネージドなKubernetes環境も提供する。Amazon EKSは、マルチアベイラビリティゾーンの展開とマネージドなマスターノードを提供する。開発者は、IBMOracleCiscoなどが提供するサービスから選択することもできる。

DigitalOceanは何が違うか。The Stackは、「スピード、シンプルさ、滑らかなUIといった、自社のクラウドサービスを普及させたのと同じセールスポイントによる」マーケティングであると述べている。Hacker Newsの読者はこれを補足した。あるコメント投稿者はDigitalOceanが複雑なサービスをシンプルにパッケージ化したことを称賛し、他のコメント投稿者はシンプルさと予測可能なコストを称賛した

このサービスは、サービスを発表したブログ記事で概説されているように、成長する余地がある。

今日の発表はその旅の途中なのです。DigitalOcean Kubernetesには、さらに多くの機能が追加されており、プライベートおよび統合コンテナイメージレジストリ、Kubernetesクラスタメトリクス、新しいグローバルリージョン、チームとのロールベースアクセスコントロール(RBAC)を統合、ネットワークポリシーのサポート、自動スケーリング、Kubernetesのバージョンアップの自動化などに取り組んでいます。今後数週間、数ヶ月のニュースをお楽しみに!

前述のHacker Newsのスレッドで、DigitalOceanのスタッフは将来のサービスと機能に関する追加のヒントを提供した。開発者リレーションの責任者であるEddie Zaneski氏は、Kubernetesマスターノードの階層化がロードマップに含まれていると述べた。製品担当副社長のShiven Ramji氏は、DigitalOceanはPostgreSQL、MySQL、Redis、Apache Kafkaなどのマネージドデータサービスも検討していると語った

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