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Googleがオープンソースドキュメンテーションを改善する”Season of Docs”プログラムをローンチ

原文(投稿日:2019/03/21)へのリンク

Google が Season of Docs をローンチした。オープンソースプロジェクト向けのドキュメンテーション改善を狙ったプログラムである。オープンソースコントリビュータとテクニカルライターでメンタリングの関係を築き、様々なオープンソーステクノロジーに向け、より優れた、より包括的なドキュメント作成を助ける。

Seasons of Docs 立ち上げの動機は、Open Source Survey から来ている。優れたドキュメンテーションが多くのオープンソースプロジェクトで欠けているということが示されたからである。Google はその理由に、ドキュメント作成の難しさを考えており、それを改善するためにこのプログラムを作成したのである。

このプログラムへの参加者候補は2つのカテゴリに分けられる。1つはメンター組織、もう1つはテクニカルライターで、双方が協力してドキュメントを作成する。Googleは以下のように説明している:

Seasons of Docsの間、テクニカルライターはオープンソースコミュニティと密に連携して数ヶ月を過ごします。各ライターは選ばれたオープンソースプロジェクトで業務を行います。ライターは自分たちの専門知識をプロジェクトのドキュメンテーションに注ぎ、同時にオープンソースと新しいテクノロジーを学びます。

初め、テクニカルライターは自分たちが興味が持てそうなプロジェクトを見出せるよう、調査フェーズに取り掛かる。その後、関連組織と意見を交わすことができる。それから申請フェーズへと続き、それに成功するとライターはメンターと密に連携し、ドキュメンテーションに着手することができる。

テクニカルライターと同様、メンター組織も申請フェーズを進む。この間、彼らもテクニカルライターと密に連携するメンターを見つけ出すことを求められる。組織の申請が受け入れられたら、テクニカルライター候補の中から、テクニカルライティングプロジェクトを選ぶ責任を負う。

仕事完了の観点からすると、プロジェクトは全く新しいドキュメントの作成、既にあるものの改善、またはオープンソースコントリビューションプロセスのより良いドキュメンティングを伴う:

共に、わたしたちはオープンソースドキュメントの、テクニカルライティングの、そしてグローバルオープンソースコミュニティの便益のために協業する方法の認知度を向上させます。

メンター組織が適切な資格を得るには、オープンソースプロジェクトを活発に運営していなければならない。一方、テクニカルライターはこれまでのテクニカルライティングの経験を提示できればいい。テクニカルライターはまた、仕事の完了によってロケーションを基に算出されたサラリーを得る。

Google はプログラムにタイムラインを設けており、メンター組織の提出は4月から、テクニカルライターの提出は5月からとしている。プロジェクトへの参加する手順やFAQなど、より詳しい情報はウェブサイトに掲載されている。

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