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AWSがAWS Graviton2を利用した低コストのバースト可能なT4gインスタンスを発表

原文(投稿日:2020/09/21)へのリンク

AWSは、Graviton2プロセッサベースの幅広い選択肢を含む、さまざまなAmazon Elastic Compute Cloud (EC2)インスタンスを提供している。これにより、パフォーマンスとコストでワークロードを最適化できる。Graviton2ベースのインスタンスへ追加された最新は、低コストのバースト可能な汎用T4gインスタンスである。

AWSは過去に、非常に費用対効果の高い方法で汎用ワークロードを実行するためのEC2 T3gインスタンスをリリースした。それでも、顧客は、ピークパフォーマンスを高め、低コストで実行できるインスタンスを求めていた。したがって、AWSは、AWS Graviton2を利用した新世代の低コストのバースト可能なインスタンスタイプである、T4gインスタンスのリリースを発表した。これは、AWSが64ビットArm Neoverseコアを使用してカスタムビルドしたプロセッサである。

AWSのチーフエバンジェリスト(EMEA)のDanilo Poccia氏は、T4gインスタンスに関するブログ投稿で次のように述べている。

T4gインスタンスを使用すると、T3インスタンスと比較して20%低いコストで最大40%のパフォーマンス上のメリットを享受でき、幅広いワークロードに最適な価格/パフォーマンスを提供します。

パブリッククラウドベンダーは、常に100%のCPUパワーを必要としないアプリケーション用にT4gインスタンスを設計した。さらに、顧客はデフォルトで無制限モードが有効になっているT3gインスタンスと同等のクレジットを持っている。T4gインスタンスは、検索エンジンのインデックス作成などのワークロードに適しており、最大5Gbpsのネットワークと最大2.7GbpsのAmazon Elastic Block Store (EBS)パフォーマンスを提供する7つのサイズで利用できる。

ソース: https://aws.amazon.com/blogs/aws/new-t4g-instances-burstable-performance-powered-by-aws-graviton2/

T4gの低コストのバースト可能な汎用インスタンスにより、AWSは複数のGraviton2ベースのインスタンスを提供して、コストとパフォーマンスのためにワークロードをより最適化する。

•   汎用 (M6g) インスタンス
•   コンピューティング最適化 (C6g) インスタンス
•   メモリ最適化 (R6g) インスタンス

さらに、M6gd、C6gd、R6gdのインスタンスタイプには、NVM Express(NVMe)がローカルに接続されたSSDドライブがあり、最大2 x 1.9TBである。

Constellation Research Inc.の主席アナリスト兼副社長であるHolger Mueller氏はInfoQに次のように語った。

AWSには、より特化したシリコンにキャッチアップしているものがあり、それにはGravitonを使っています。したがって、AWSが新しいGraviton製品でキャッチアップするのを見るのはうれしいことです。コンピューティングプラットフォームが多いほど、企業は適切な負荷に対して適切なコンピューティングを選択できます。

Mueller氏も加えて述べた。

エンタープライズワークロードは、CPU需要に関して安定していません。安定しているもあります。そして、ウェブサーバのような、動的に上昇および下降する安定したよりピークのある負荷もあります。新しいt4gインスタンスは、より高速なチップ(Graviton 2)でバーストする可能性のあるこれらのワークロードタイプをサポートし、より高速なコンピューティングにより、より安価なワークロードパフォーマンスを提供します。

現在、T4gインスタンスは米国東部(バージニア北部、オハイオ)、米国西部(オレゴン)、アジア太平洋(東京、ムンバイ)、ヨーロッパ(フランクフルト、アイルランド)で利用可能であり、価格の詳細はEC2インスタンスの価格ページで確認できる。年末まで、AWSの顧客はt4g.microインスタンスを1か月あたり最大750時間無料で試すことができる。またはAWSの無料トライアルを通じて新しい顧客も試すことができる。最後に、T4gインスタンスタイプはAmazon Elastic Kubernetes Service(EKS)でも利用できる

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