Microsoft Azure AI Platform内のCognitive Servicesスイートの一部であるImmersive Readerは、読者がテキストを読んで理解するのに役立つ。Microsoftは最近のブログで、サービスの一般向け提供を発表した。これにより、開発者とパートナーは自身のソリューションや製品で、70以上の言語でテキストを翻訳し、テキストを読み上げ、強調表示によって注意を向けるなどの機能を持つこのサービスを活用できる。
昨年6月に、そのパブリッククラウドベンダーは、CognitiveサービススイートにImmersive Readerを含めると発表した。これにより、開発者はアプリに包括的な機能を組み込んで、ユーザの年齢や能力に関係なく、テキストの読み取りと理解を強化できる。現在、このサービスは一般向けに提供されており、MicrosoftはImmersive Readerを何回かのアップデートで強化している。
- 15のニューラルText-to-Speech音声のサポートの追加された。
- 5つの新しい言語(Odia、Kurdish [Northern]、Kurdish [Central]、Pashto、Dari)がトランスレータに追加され、サポートされる言語の合計が70になった。
- SDKが1.1バージョンに更新され、ページが自動的に読み上げられるようになり、コンテンツが事前に翻訳される。
ソース: https://www.microsoft.com/en-us/education/products/learning-tools
さらに、Microsoftは、コンテンツへのアクセスを容易にするために、Immersive Readerをアプリ、Webサイト、サービスに統合する組織と提携している。さらに、今後数か月以内にMicrosoftは、10,000以上の新しい画像辞書画像、Outlookデスクトップへの統合、Microsoft Math Solverなどを使えるようなるアップデートを予定している。
Azure AIのグループプロダクトマネージャーであるAnand Raman氏がブログ投稿で述べている。
Immersive Readerは遠隔学習にとって重要であり、毎月2300万人以上がこのツールを使用して読み書きの理解度を向上させています。多くの学校が遠隔学習モデルに移行した2020年2月から5月の間に、Immersive Readerの使用が560%増加しました。教育コミュニティが秋の新学年に入るとき、私たちはImmersive Readerが教育者、保護者、生徒のためのツールとして勢いが継続することを期待しています。
現在、Immersive Readerは、Azureリージョンの西および北ヨーロッパ、英国南部、東南アジア、中央インド、日本東部、東部米国、東部米国2、南部中央米国、西部米国および西部米国2で利用できる。また、価格の詳細は、価格ページとドキュメントのランディングページのガイダンスで確認できる。