Microsoftは、Windows Terminalをプレビュー版から移動し、バージョン1.0のリリースを発表した。バージョン1.0のリリースにより、Windows Terminalは完全に安定したリリースに移行する。Windows Terminalには、複数のタブ、ペイン、カスタマイズ可能なショートカット、UnicodeおよびUTF-8文字のサポート、およびカスタムのテーマとスタイルが含まれる。ターミナルは、PowerShell、cmd、WSL、およびその他のコマンドラインツールをサポートできる。
Windows Terminalでは、タブやペイン内で任意のコマンドラインアプリケーションを実行できる。プロファイルは、コマンドラインアプリケーションごとに作成できる。次に、これらを並べて開くことができる。さらに、Windows Subsystem for Linuxディストリビューションおよび追加のPowerShellバージョンがインストールされるたびに、プロファイルが自動的に作成される。
このリリースには、いくつかのカスタマイズオプションが含まれている。Terminalは、暗いテーマと明るいテーマの両方、およびいくつかのカラーオプションをサポートしている。カスタムカラーパレットを作成することも可能である。Terminalは、プロファイルごとに適用できるカスタム背景画像もサポートしている。
TerminalはGPUを使用してテキストをレンダリングする。MicrosoftのプログラムマネージャーであるKayla Cinnamon氏によると、「これにより、コマンドラインを使用する際のエクスペリエンスが大幅に向上する」。さらに、レンダラーはUnicodeおよびUTF-8文字をサポートしているため、ターミナル内で複数の言語をサポートできる。このリリースには、最新のフォントであるCascadia Codeも含まれている。デフォルトのフォントはCascadia Monoに設定されている。これは、プログラミングリガチャを含まないフォントである。
カスタムキーバインディングは、Windows Terminal内で作成することもできる。キーバインディングは次の例のように構成できる。ショートカットキーalt+f4をターミナルウィンドウを閉じるように設定する。
{ "command": "closeWindow", "keys": "alt+f4" }
引数付きのコマンドを実行するキーバインディングを作成することもできる。次の例では、ショートカットキーctrl+shift+1を使用して、ドロップダウンメニューの最初のプロファイルに基づいてターミナルに新しいタブを開く。
{ "command": { "action": "newTab", "index": 0 }, "keys": "ctrl+shift+1" }
Windows Terminalと利用可能な機能に関するドキュメントが提供されている。ドキュメントには、ターミナルの設定と機能の詳細、およびターミナルをカスタマイズする方法を紹介するチュートリアルが含まれている。
Windows Terminalは、Microsoft StoreまたはGitHubリリースページから入手できる。7月から、GitHubページでまもなく公開されるロードマップとともに月次更新を確認できる。プレビュー版リリースも入手でき、6月から毎月更新される。