先頃のブログ投稿で、Microsoftは4月2日に、世界の顧客向けにUI Flowsの一般提供 (GA) を発表した。UI Flowsは、以前はMicrosoft Flowと呼ばれていたPower Automateに追加されたもので、自動化とワークフローへの民主化されたアクセスを可能にする。この最新リリースでは、MicrosoftはPower Automateサービスでロボットプロセス自動化 (RPA) 機能を有効にしている。
Power Automateは、ビジネスプロセスを自動化するために多くの組織で使用されている人気のあるサービスである。MicrosoftのCVPであるCharles Lamanna氏は、Microsoftがこのクラウドサービスにさらに投資し、RPA機能を追加している理由を説明している:
Power Automateは、すでに数十万の組織が毎日数百万のプロセスを自動化するのに役立ちます。Power Automateは、RPAの追加により、これらの組織がUIベースの自動化を通じてレガシーアプリと手動プロセスを自動化するのにも役立ちます。本日発表する主なPower Automate機能には、有人および無人のシナリオでのRPAの一般提供と、あらゆるビジネスシナリオをサポートする柔軟なビジネスモデルが含まれます。
Power Automateの既存の機能は、APIベースのコネクタを使用してビジネスプロセスを自動化することに重点を置いている。レガシーシステムを使用している組織の場合、それらのシステムではAPIを使用できない場合がある。その結果、自動化はより困難になる。組織は、APIを備えた最新のシステムと、APIを備えていないレガシーシステムの両方でビジネスプロセスを自動化できるようになった。Power Automateを使用すると、APIベースの自動フローとUIフローの間でデータをやり取りできる。
RPAドメインには、さまざまなユースケースに対処するために使用されるモードがある。Microsoftは、有人と無人を含むこれら2つのモードのサポートを提供している。有人ボットはユーザによって開始され、そのユーザと協力して自分のワークステーションでのアクティビティを補完する。これには、ユーザがデバイスにログインし、オンプレミスのデータゲートウェイインスタンスをマシンで実行している必要がある。UIフローが実行されると、従来はユーザによって実行されていたアクションが、UIフローによって自動化された方法で実行される。
無人ボットは手動による介入を必要とせず、1つ以上のデバイスで並行して実行できる。これらのボットは、呼び出されるとデバイスにログインし、一連の手順を実行してからログオフする。Microsoftは、Azureが提供するクラウドスケールにより、Azureを無人ボットを実行するのに最適な場所と位置付けている。
Power Automateを活用した顧客の1つは、ITテクノロジーの大手流通企業であるIngram Microである。Ingram Microは、Power Automateを使用して、アカウントの作成や従業員のオンボーディング、顧客の与信管理、外部データセットと内部システムの統合など、多くのIT管理機能を自動化する。Ingram Microは、UI Flowsが提供する機会に興奮しています。米国の事業運営および変革担当副社長であるJim Annes氏は、次のように説明している:
Power Automateを使用することで、顧客と社内のアソシエイトエクスペリエンスを改善でき、以前よりもはるかに高速に、Power Automateプロジェクトの75％が30日以内に完了しました。Power Automateがビジネスの近代化における重要な要素であるため、MicrosoftがRPAの分野に投資して提供していることを嬉しく思います。また、今春に登場する新しいRPA機能の機会を模索することを楽しみにしています。
Power Automate UI Flowsは現在4月2日までプレビューされており、関心のある組織は無料トライアルにサインアップして、UI Flowの有人モードと無人モードの両方を探索できる。