AWS re:Inventの基調講演で、AWSはプレビューで新しいデータベースサービスBabelfish for Aurora PostgreSQLを発表した。このサービスは、Amazonクラウドで実行され、オープンソースである、フルマネージドのPostgreSQL互換およびACID準拠のリレーショナルデータベースエンジンだ。
Babelfish for Aurora PostgreSQLは、PostgreSQLのSQL Server互換エンドポイントであり、PostgreSQLサービスをSQL Serverアプリケーションからの通信を流暢に理解する (つまり、T-SQLおよびTDS通信プロトコルの理解を含む) サービスにする。
Matt Asay氏は、AWSオープンソースのブログ投稿でBabelfishについて次のように書いた:
Babelfishを使用すると、PostgreSQLは、ライブラリ、データベーススキーマ、またはSQLステートメントを変更することなく、Microsoft SQL Server用に作成されたアプリケーションからのデータベース要求 (コマンドとプロトコルの両方) を理解できます。
したがって、Babelfish for Aurora PostgreSQLを使用して、同社は、データベースドライバを切り替えたり、アプリケーションクエリを書き直したりせずに、SQL ServerオンプレミスからAurora PostgreSQLに移行するオプションを顧客に提供する。
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出典: https://aws.amazon.com/rds/aurora/babelfish/
Asay氏のブログ投稿によると、顧客は変換せずにBabelfishにデータを簡単にロードできる。サービスの基本原則は訂正不要である。つまり、SQL Serverセマンティクスを使用するように設計されたアプリケーションは、PostgreSQLでもSQLServerと同じように動作する。さらに、Hacker Newsのスレッドで、Asay氏は次のように述べている:
ローンチ時に、Babelfishは必要な主なセマンティクスを100％正確に処理できるようになります。ただし、表面積が大きく、機能の「ロングテール」があり、カバーするには私たちや他の人の専門知識が必要です。したがって、これを正しく行うには、コミュニティが必要です。
出典: https://twitter.com/mattdevdba/status/1334212687056809988 (image)
PostgreSQLは、開発者がMySQL、SQL Server、およびOracleの次にアプリケーションで使用するためのオプションだ。さらに、このオプションは、Stack Overflowで計測されるように、過去10年間で人気が高まっている。その後、Babelfishなどのクラウド内のマネージドサービスに移行することもできる。AWSのデータベース担当バイスプレジデントであるShawn Bice氏は、Amazon Auroraのプレスリリースで次のように述べた:
次世代のAmazon Aurora ServerlessとBabelfishの本日の発表により、顧客が古いガードデータベースの制約を残し、オープンソースデータベースエンジンの莫大なコスト上の利点を享受し、適切な仕事に適切なデータベースを選択することがさらに簡単になります。
また、Babelfish for PostgreSQLのRedditのスレッドの回答者は次のように述べた:
この新しいオファーを使用すると、アプリケーションコードを変更せずに、AWSでホストされている低コストのPostgreSQL互換データベースに移行できます。データの移行プロセス (SQLServerから同等のRedshift/PGSQL環境へのデータの取得) がどうなるかはわかりませんが、これはアプリケーションをデータベースプラットフォームから切り離すための大きな一歩です。
現在、Babelfish for Aurora PostgreSQLに関心のある顧客は、早期アクセスにサインアップできる。さらに、オープンソースのBabelfishプロジェクトは2021年に開始され、Apache2.0ライセンスの下でGitHubで利用できるようになる。