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GoogleはベアメタルでのAnthosの一般向け提供を発表

原文(投稿日:2020/12/05)へのリンク

最近のブログ投稿で、GoogleはベアメタルでのAnthosの一般向け提供(GA)を発表した。これは、ハイパーバイザーレイヤーなしで、顧客が用意したオペレーティングシステムにデプロイされた物理サーバでAnthosを実行するためのデプロイメントオプションである。ベアメタル向けAnthosにより、顧客は既存のハードウェア、OS、ネットワークインフラストラクチャへの投資を活用できる。

Googleは、1年以上前にGoogle Kubernetes Engine(GKE)で実行されるハイブリッドクラウドとワークロード管理のサービスであるAnthosをリリースした。Anthosを使用することで、同社は、管理者や開発者がさまざまな環境やAPIを学ぶことなく、選択したクラウド上でアプリケーションをデプロイ、実行、管理する自由を顧客に提供したいと考えていた。ベアメタルオプションにより、顧客は、パブリッククラウド、オンプレミスあるいはエッジのどこにアプリケーションをデプロイするかについて、より多くの選択肢と柔軟性を得ることができる。

ブログ投稿によると、顧客がエッジのベアメタルでAnthosを実行するための最小要件は、最小4コアに2ノード、2 GB RAM、専用ハードウェアのない128GBのディスクスペースである。さらに、Red Hat Enterprise Linux 8.1/8.2、CentOS 8.1/8.2、Ubuntu 18.04/20.04 LTSに対するサポート付きで、顧客はオペレーティングシステムを選択することもできる。

顧客は、スタンドアロンモデルまたはマルチクラスターモデルのいずれかによって、ベアメタルにAnthosをデプロイできる。1つ目は、顧客がすべてのクラスターを個別に管理できるようにします。これは、エッジでワークロードを実行するのに最適である。2つ目のモデルでは、集中管理クラスターからクラスターのフリートとしてワークロードを管理できる。

 
出典: https://cloud.google.com/blog/topics/hybrid-cloud/anthos-on-bare-metal-is-now-ga

ブログ投稿では、Anthosの製品マネージャーであり、著者のAmr Abdelrazik氏とOutbound Product ManagementのディレクターであるRichard Seroter氏が次のように書いている。

ベアメタル上のAnthosは、ワークロードをどう実行し、どこで実行するかに関して新しい可能性を開くものです。既存の仮想化インフラストラクチャでAnthosを実行したい人もいれば、ハイパーバイザーレイヤーへの依存を排除して、コストを削減しながらアプリケーションを最新化したい人もいます。たとえば、VMベースのアプリをコンテナーに移行することを検討し、リソースに制約のあるハードウェアのエッジでそれらを実行することに決定する場合があります。

また、Constellation Research Incの主席アナリスト兼副社長であるHolger Mueller氏は、InfoQに次のように語っている。

ワークロードを実行する最も効率的な方法は、ベアメタルで実行することです。GoogleがAnthosのGAをBareMetalに拡張しているのは良いことです。これにより、企業は次世代アプリケーションを実行する必要がある場所にデプロイすることができます。また、ベアメタルでは、オンプレミス/ローカライズされたパフォーマンスと、データの常駐/データプライバシーコンプライアンスを確保することが重要となります。

現在、Googleはさまざまなサードパーティのハードウェアメーカーと提携して、ベアメタルでのAnthosが問題なく動作することを保証している。これらのパートナーにはHewlett-Packard Enterprise Co.Intel Corp.NetApp Inc.Nvidia Corpがいる。これらのパートナーは、それぞれのブログでこれらのニュースを発表している。

最後に、ベアメタル上でのAnthosの詳細については、ドキュメントのランディングページをご覧ください。価格の詳細については、価格ページをご覧ください。

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