今週のJavaニュース総まとめは、JEP 412を候補ステータスに昇格させるOpenJDK、JHipster Micronaut Blueprint 1.0を紹介するObject Computing、GraalVMとSpring Cloud Hortonのポイントリリース、Quarkus 2.0の新しいアルファリリース、現在オープンされているEclipseConとApacheConの議題募集からのニュースだ。
OpenJDK JEPにとってはもう1つの非常に静かな週だった。JEP412: Foreign Function & Memory API (Incubator) がドラフトから候補ステータスに昇格した。これは、JavaプログラムがJavaランタイム外部のコードおよびデータと相互運用できるAPIを導入することを提案する。これは、バージョン 1.0以降JDKの一部の仕様であるJava Native Interfaceによって従来扱われていた。
Object Computing, Inc. は、Object Computing、Micronaut Foundation、およびJHipsterとのコラボレーションでJHipsterサーバサイドアプリケーションのMicronautオプションを構築したJHipster Micronaut Blueprint 1.0のリリースを発表した。MHipsterとも呼ばれるこの新しいフレームワークは、プロダクション環境への迅速なデプロイメントを容易にする主要な機能と統合を備えたモノリスまたはマイクロサービスベースのアプリケーションを生成する。InfoQは、より詳細なニュース記事でフォローアップする。
Oracleは、より高速なウォームアップ、より小さいダウンロード、およびJDK 16のサポートを特徴とするGraalVM 21.1をリリースした。OpenJDKバージョン 1.8.0_292および11.0.11に基づくGraalVM 21.1はJDK 16に基づいた実験的なバイナリを導入する。さらに詳細はリリースノートとこのYouTubeビデオをご覧ください。InfoQは、より詳細なニュース記事でフォローアップする。
非常に忙しい週の後、今週のSpring関連ニュースは、バグ修正と更新されたドキュメントを備えたSpring Cloud Hoxtonのリリーストレインであるサービス リリース 11のみだ。Spring Cloud Hoxton.SR11は、Spring Boot バージョン 2.3.xと2.2.xと互換性がある。詳細は、リリースノートを参照してください。
Red Hatは、Vert.x 4.0およびMicroProfile 4.0をサポートするQuarkus 2.0.0.Alpha1をリリースした。SmallRyeコンポーネントにも大きな変更がある。コード変更中に継続的なフィードバックを提供するために、新しい継続的テスト機能が導入された。Red Hatは、JavaコミュニティがQuarkus 2.0の初期リリースバイナリを実験してフィードバックを提供することを奨励している。エバーグリーンの移行ガイドも利用可能だ。
カンファレンスのニュースで、EclipseCon 2021は、2021年6月1日に早期の締め切りが設定された議題募集を発表した。2021年10月25日から28日に予定されているEclipseConは再びバーチャルカンファレンスになる。2022年は、ドイツのルートヴィヒスブルク (Ludwigsburg) で対面のカンファレンスが計画されている。
ApacheCon 2021の議題募集は、2021年5月3日に終了する。2021年9月21日から23日に予定され、これもバーチャルカンファレンスであり参加者の登録が開始されている。