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Catchpointが拡張WebPageTestパフォーマンステストAPIの一般向け提供を発表

原文(投稿日:2021/04/13)へのリンク

Catchpointは最近、WebPageTest(WPT)パフォーマンステストAPIの拡張バージョンをリリースした。現在一般向けに利用可能なこのAPIは、WebPageTestデータとテストインフラストラクチャへのプログラムによるアクセスを提供する。そして、詳細なフロントエンドパフォーマンスメトリックを提供し、ビデオを横並びにしてユーザエクスペリエンスを比較できる。

このリリースには、より詳細なパフォーマンスメトリック、即時のテスト結果、専用サポート、開発者リソース、CI/CDインテグレーションが含まれている。WebPageTestに対するCatchpointの公式GitHubアクションにより、ユーザは、コードの変更によって割り当てられたパフォーマンスバジェットが破られないことを検証できる。GitHubアクションは、WebPageTestメトリックの予算を設定し、主要なメトリック、ウォーターフォールなどを含む新しいプルリクエストにコメントを自動的に作成する。

APIキーを持つ開発者は、コミュニティで構築されたいくつかのインテグレーションをすでに利用できる。WebPageTest Bulk Testerは、複数のURLをテストする。AutoWebPerf(Chromeチームから)は、Webパフォーマンス監査を実行し、データストア(ローカルJSONファイル、Googleスプレッドシート、BigQuery、社内SQLデータベースなど)にメトリックを格納するための柔軟でスケーラブルなフレームワークを提供しようと努めている。Request Mapは、ページ上のすべてのリクエストのノードマップを生成して、サードパーティとそのパフォーマンスへの影響を特定する。WebパフォーマンスアーキテクトでRequest Mapの作成者であるSimon Hearne氏は、answers.com Webサイトの下記のパフォーマンス分析を提供した。

answers.com performance testing

Catchpointは昨年9月にWebPageTest APIを買収したWebpagetest.orgの創設者でCatchpointのエンジニアリングフェローであるPatrick Meenan氏は、次のように説明した。

今日、ITチームは、Webとアプリケーションのパフォーマンスの期待に応え、デジタルトランスフォーメーションの需要と成長についていくのに苦労しています。[…]Catchpointの有名なコマンドアンドコントロールアーキテクチャと分散フットプリントを、Webpagetest Webパフォーマンステスト機能と統合することにより、ITチームは、パフォーマンスと可用性の問題を迅速に監視、検出、識別、解決するために必要な洞察を得ることができます。

APIを使用すると、開発者はパフォーマンステストを開発ワークフローに統合し、アプリケーションユーザが見つける前にパフォーマンスとユーザビリティの問題を検出できる。パフォーマンスのボトルネックを事前に認識しておくと、Googleのランキングも向上する可能性がある。Core Web Vitalsのパフォーマンス指標は2021年5月からGoogleの検索アルゴリズムに組み込まれるためである。

開発者は、追加情報についてWebPageTest APIリポジトリまたはAPIドキュメントで参照できる。Catchpointによると、Webpagetest.orgサービスは月に100万人以上のユーザをサポートしている。

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