Object Computing, Inc.は、Object Computing、Micronaut Foundation、JHipsterのコラボレーションであるJHipster Micronaut Blueprint 1.0のリリースを発表した。これは、JHipsterサーバーサイドアプリケーション用のMicronautのオプションを構築するためのものである。MHipsterとも呼ばれるこの新しいフレームワークはモノリスまたはマイクロサービスベースのアプリケーションを生成する。この生成では、本番環境へ、よりクイックにデプロイできるようにするための主要な機能とインテグレーションも提供される。
以前はProject Particleとして知られていたMicronautはフルスタックJVMベースのフレームワークである。これは、Java、Groovy、Kotlinで記述できるマイクロサービスベースのクラウドネイティブでサーバーレスのアプリケーションを作成するためのものである。OracleのアーキテクトでGrailsとMicronautの開発者であるGraeme Rocher氏は、2018年3月のGreach会議でMicronautを初めて紹介した。
このフレームワークは、依存性注入とリフレクションを使用しないアスペクト指向プログラミングランタイムを備えている。そのため、起動時間が短縮され、メモリ消費量が少なくなる。Micronautはクラウドネイティブであり、AWS、GCP、Azure、OracleCloudなどのインテグレーションを提供する
2013年10月に最初にリリースされたJHipster(「Java」と「Hipster」の混成語)は、Webアプリケーションとマイクロサービスを生成、開発、デプロイするためのフルスタックプラットフォームである。JHipsterブループリントは、JHipsterサブジェネレーターの機能を拡張するように設計されたYeomanジェネレーターであるが、他のプログラミング言語を介して新しい機能でJHipsterを強化する。Micronautに加えて、公式にサポートされている他のブループリントには、Kotlin、Vue.js、.NET、Node.js、Quarkusがある。Micronautブループリントは、すべてのサーバー側コードにMicronautアプリケーションを使用し、モノリシックアーキテクチャとマイクロサービスアーキテクチャの両方をサポートする。現在、ブループリント自体はAngularとReactのフロントエンドをサポートする。他のフロントエンドブループリント(Vue.jsなど)は機能する場合と機能しない場合がある。
1.0.0リリースのmhipster
コマンドは、JWT、OAuth 2.0、Maven、Gradle、さまざまなデータベース、キャッシュフレームワークなどのテクノロジーのサポートを提供する。
JHipsterには、Docker Compose、Node.js、JDKが必要である。Micronaut自体はJava 8以降をサポートしているが、ほとんどのJHipsterアプリケーションはJava 11以降をサポートする。
JHipster GeneratorとMicronaut Blueprintは、次のコマンドでインストールできる。
npm install -g generator-jhipster@6.10.5 generator-jhipster-micronaut@1.0.0
次に、プロジェクトフォルダを作成して開く必要がある。
mkdir my-first-mhipster && cd my-first-mhipster
最後に、MHipster CLIは次のコマンドで開始できる。
mhipster
CLIはウィザードを開始し、ユーザはアプリケーションタイプ(モノリシックまたはマイクロサービス)を選択するように求められる。次に、データベース、ビルドツール、フロントエンドなど、さまざまなテクノロジを選択できる。国際化サポートとテストフレームワークも追加される可能性がある。ジェネレーターは、Gitリポジトリ内にソースコードと設定を含むプロジェクトを作成する。これでアプリケーションの準備が整い、JHipsterエンティティを追加してより多くの機能を作成できる。
Micronaut Blueprintの次のバージョンは、最近リリースされ、重大な変更が含まれているJHipster 7.0.0をベースとする。ネイティブイメージのサポートも追加される予定である。しかし、リアクティブプログラミングを含むすべてのさまざまなテクノロジーをサポートすることは課題である。ブループリントでMongoDBや他のデータベースをサポートする計画もある。
JHipster Micronautブループリント入門ウェビナーは、2021年5月7日に公開予定である。これは、Micronautブループリントについて詳しく学びたい人向けである。