MicrosoftとElasticは最近、Elastic on Azureを発表した。これは、マネージドのElastic、Logstash、Kibanaを提供するプレビューサービスであり、Azureでデータをリアルタイムで検索、分析、視覚化するためのものである。
この新しいサービスはElasticによってサポートされている。Azureの顧客はElastic Cloudプランを購入し、Azure Marketplaceを通じて請求を統合することができる。ユーザは、AzureリージョンでElasticsearchデプロイをプロビジョニングし、ログを取り込み、Azureポータル内でElasticsearchデプロイを表示および管理し、Azureアカウントを使ってElastic CloudおよびKibanaインスタンスにサインオンすることができる。
ElasticのCEOであるShay Banon氏は、2つのプラットフォーム間のインテグレーションを強調している。
ネイティブのAzureサービスであるかのようにAzureにElasticをデプロイし、ネイティブのAzureサービスであるかのようにElasticにデータを送信します。そして、Azure上の共通の顧客に対して、ふさわしいワンクリック検索のエクスペリエンスを提供する、驚くほど深いシームレスなインテグレーションを実現します。
発表の中で、Microsoftは新しいオプションの利点を説明している。
Azureの顧客の場合、マネージドソリューションとしてElasticを採用すると、典型的なインフラストラクチャ管理要件が緩和されるため、ビジネスの運営に役立つ洞察を得る活動に集中できます。顧客はセキュリティ、メンテナンス、サポートが提供されると共に、自動的にElasticの最新のイノベーションのメリットを享受できます。
出典: https://azure.microsoft.com/en-us/blog/search-made-simple-native-elastic-integration-with-azure-now-in-preview/
開発者は、Azure Marketplaceでサービスを見つけて、AzureコントロールプレーンからElasticを使用できる。Azureポータルのリソースの診断設定を使って、ログ転送プロセスの自動化を設定し、リソースログをElasticスタックに送信することができる。同様に、Elasticエージェントを使って、Azure上の仮想マシンからElasticスタックにログを自動的に送信することができる。
3CORESecの創設者であるTiago Faria氏は、新しいサービスによって、2つのプラットフォーム間のインテグレーションがさらに進み、サーバレスインフラストラクチャからイベントを読み込んだり、送信したりできることを望んでいる。
このパートナーシップによってFunctionbeat/Azureが注目されることを願っています。
InfoQで報告されているように、AzureはElasticスタックのマネージドソリューションを提供する最初のクラウドプロバイダーではない。そして、フルテキスト検索エンジンはElasticとAmazonの間で最近論争の的になっている。AWSやその他の企業がElasticのフォークとしてOpenSearchを発表した。一方で、AzureはElasticとのパートナーシップを決定し、「Elasticの開発者」と共に取り組んでいることを発表で強調した。Google Cloud Platform上のElastic Cloudは長年にわたってGAとして提供されてきたが、Alibaba Cloud ElasticsearchはElasticとAlibaba Cloudのコラボレーションの結果である。Oracle は、ElasticsearchとKibanaをOracle Cloudにデプロイするためのリファレンスアーキテクチャを提供している。
Elasticsearchマネージドサービスには、2GBのエンタープライズ検索、512MBのAPM、1GBの機械学習、Kibanaノードが含まれている。Elastic Consumption Unitによると、従量課金モデルで課金される。