BT

最新技術を追い求めるデベロッパのための情報コミュニティ

寄稿

Topics

地域を選ぶ

InfoQ ホームページ ニュース ConfluentがConfluent for Kubernetesを一般向けに提供することを発表

ConfluentがConfluent for Kubernetesを一般向けに提供することを発表

原文(投稿日:2021/05/25)へのリンク

最近、Confluentは、Confluent for Kubernetesの一般向け提供(GA)を発表した。これは、クラウドネイティブシステムとしてConfluentプラットフォームをデプロイおよびセルフマネージするための完全な宣言型API駆動型エクスペリエンスを提供する。Confluent for Kubernetes により、同社はイベントストリーミングプラットフォームをKubernetesにパッケージ化し、クラウドネイティブサービスを提供している。

Confluent for KubernetesのGAリリースは、ユーザがインフラストラクチャとアプリケーションの望ましい状態を定義できる宣言型APIを提供する。APIはまた、宣言的な仕様でインフラストラクチャに対する処理を提供する。これは、スケーリング、最新のConfluent Platformリリースへのアップグレード、フォールトトレランス、強力な認証、承認、ネットワーク暗号化のためのプラットフォーム構成の自動化のためのものである。また、Confluentサービスが動作するために必要なアクセス制御とTLS証明書のセットを作成できる。

出典: https://www.confluent.io/blog/confluent-for-kubernetes-offers-cloud-native-kafka-automation/

ユーザは、CustomResourceDefinitionsを通してKubernetes APIを拡張できる。これによって、Kafkaトピックやロールベースアクセス制御 (RBAC) のロールバインディングなどのConfluentサービスとデータプレーンリソースの管理がサポートされる。

apiVersion: platform.confluent.io/v1beta1
kind: KafkaTopic
metadata:
  name: 
  namespace: confluent
spec:
  replicas: 1
  partitionCount: 1
  configs:
    cleanup.policy: "delete"

Confluentのブログ投稿で、Confluent for Kubernetesのプロダクトマネージャーである Rohit Bakashi氏は、宣言型仕様のGitOpsの側面について説明している。

これらの宣言的な仕様により、インフラストラクチャの状態とアプリケーションの状態を YAMLファイルの集合によってコードとして表現できます。これらのYAMLファイルをGitリポジトリにチェックインして、チームがこれらの環境の管理について共同作業できるようになります。CI/CDシステムを使うと、YAMLファイルをGitからプルして、開発、QA、本番環境のConfluent環境に更新をデプロイできます。

昨年、Confluentは自社のプラットフォームを Confluent Cloudとしてさまざまなパブリッククラウドベンダーのマーケットプレイスに提供した。このサービスはAzureAWS、GCP Marketplaceから入手できる。さらに、同社は今年の初めにMicrosoftとのパートナーシップを強化した。Confluent for Kubernetesを利用する会社は、プライベートインフラストラクチャでデータストリームに対してクラウドネイティブ機能を利用できるプラットフォームを提供できるようになる。企業がクラウドに移行する場合、またはワークロードをオンプレミスで維持する必要がある場合、Confluentプラットフォームを活用できる。

Confluentのプレスリリースで、Confluentの最高プロダクト兼エンジニアリングオフィサーである Ganesh Srinivasan氏は次のように述べている。

デジタル領域で勝ち残るために、組織は、パーソナライズされた顧客体験とリアルタイム操作を迅速に提供する必要があります。これは、すべての環境からのデータへのアクセスとクラウド ネイティブの利点によってのみ実現できるものです。オンプレミスで運用する必要がある組織のために、Confluent for Kuberneteを使って、クラウドコンピューティングの利点をプライベートインフラストラクチャに提供しています。現在、どの企業も、環境に関係なく、ビジネス全体でデータを移動するためのプライベートクラウドサービスを構築できます。

企業は、ライセンスキーを要求してエンタープライズサポートの契約を締結する前に、ライセンスキーなしで30日間のトライアル期間にConfluent for Kuberneteを利用できる。そして最後に、同社は、複数の環境にわたる運用ステータスを表示する統一されたインターフェース、各環境にドリルダウンする機能、環境全体にConfluentをデプロイし、管理するためのGUIおよびCLIインターフェイスを提供することで製品を強化していく。

この記事に星をつける

おすすめ度
スタイル

BT