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MicrosoftがVisual Studio 2022の最初のプレビューをリリース

原文(投稿日:2021/06/30)へのリンク

MicrosoftがVisual Studio 2022 プレビュー 1をリリースした。このプレビューは、人気のあるWindows開発ツールの64ビット版を試す最初の機会を提供する。64ビットへの動きは、大規模コードベースに取り組む開発者が長い間待ち望んでいたものだ。以前の32ビット版は、複雑なプロジェクトで使用する時に、頻繁にパフォーマンスの問題に直面した。

その結果、64ビットへの切り替えはこのプレビューのハイライトであり、このリリースは、32ビットから移行することで大規模コードベースから利益があると考える開発者や、64ビット環境にエクステンションを移植し始める必要があるエクステンション開発者に、もっとも魅力のあるものになるだろう。MicrosoftのJustin Johnson氏によると、開発者が残りの計画された機能をもっと知るには、VS2022の次のプレビューがリリースされるまで待たなければならない。

それでもやはり、VS2022ユーザ全員がプレビュー1で最初に見ることができる重要な機能は、IntelliCodeの補完だ。この補完は、初期のコード補完を拡張する。MicrosoftのMark Wilson-Thomas氏の説明によると、オープンソリューションのコンテキストに基づき、候補を提供するために機械学習を使用する。これらのヒントは、提案された候補を知らせるためにオープンソリューションで使われる変数、ファンクション、ライブラリーを含む。IntelliCodeは、現在、このプレビューではC#に限られているが、他の言語もサポートされ、将来のリリースで利用可能になる。次の画像は、開発者にどのようにIntelliCodeが見えるかを示す。IDEにタイプしている時に候補が現れる。候補はタブキーを押下して受け付けるか、単にタイプし続けて無視できる。

動作中のIntelliCode

パフォーマンスに関しては、改善をテストする2つの方法がある。1つ目は、大規模コードベースがVS2022でより安定しているかどうか調べることだ。2つ目は、起動/ロード時間に関してである。作成者がアクセスする、より小規模なコードベースでは、VS2019とVS2022を並べて比較しなければ、速度の改善はすぐに気付くものではない。

エクステンション開発者は、VS2022をサポートするためにエクステンションをアップグレードし始められるので、プレビュー1があることをありがたく思うだろう。エクステンションは、特にVS2022をサポートするように修正されなければならないため、できるかぎり早く移行し始めることが重要だ。

 

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