来たるVisual Studio 2022に向けて進歩が続いている。人気のあるWindows開発者ツールの2回目のプレビューでデビューする最新機能からも明らかだ。プレビュー2では、Microsoftは、VS2022の運用開始に向けて計画されている機能を幅広く紹介している。このプレビューのハイライトは、国際化、ホットリロード、C++ビルドツールのアップデートだ。すべて使うことができるが、よく見ると、まだ対処すべき荒削りな部分があることがわかる。
ビジュアル部分については、プレビュー2では、以前にMicrosoftによって発表された新しいアイコンが導入されている。新しいアイコンパレットは、Visual Studioのライトモードとダークモードの両方のユーザをサポートする。プレビュー2は、12を超える異なる言語をサポートし、完全にローカライズされているため、米国外のユーザが母国語でをより簡単に使えるようになる。
C++開発者は、最新バージョンのC++ビルドツールを試すことができることにも気付くだろう。これは、よりスムーズなアップグレードを促進するために、VS2019で提供されるツールとバイナリ互換だ。このツールは、ビルドサーバあるいは類似の環境で使うためにVisual Studioとは独立してインストールすることもできる。両方のインストーラ(MS Build ToolsとVisual Studio 2022)のインストーラには、残念ながら記載誤りがあることに注意してください。そのため、最新バージョン(v143)がオプションとしてすぐに表示されはしない。
ただし、C++デスクトップワークロードがインストールに選択された場合(個々のコンポーネントを介してインストールしようとするのではなく)、ビルドツールが利用でき、正しくラベル付けされる。
完全なリビルドをせずにコードの変更をクイックに表示できるようにすることは、プレビュー2の特徴についてのテーマの1つだ。1つはWeb Live Previewで、開発者は編集の結果をASP.NETアプリケーションでリアルタイムに確認できる。変更を再コンパイルなく、すぐに確認できるため、ユーザインターフェイスやレイアウトを調整するときに特に役立つ。Microsoftが.NET Coreに重点を置いていることを考えると、Web Live Previewは現在、.NET Frameworkに基づくプロジェクトのみをサポートしていることに注意しなければならない。これはMicrosoftのSayed-Ibrahim-Hashimiが言っている。ASP.NET CoreおよびBlazorベースのプロジェクトは将来サポートされる可能性があるが、ロードマップはまだ設計されていない。
完全な再コンパイルを低減するように設計されたもう1つの機能はHot Reloadだ。.NETアプリケーションとC++アプリケーションの両方をサポートする。これにより、開発者はブレークポイントを使ったりアプリケーションを再起動したりせずに、アプリケーションに変更を加えて適用することができる。これはMSBuildを使うC++プロジェクトでのみ利用できり、CMakeベースのプロジェクトはサポートされていない。しかし、MicrosoftのDavid Li氏によると、CMakeのサポートは将来のプレビューで提供される予定だ。Hot Reloadには、使える場所に適用されるいくつかの制限がある。Edit & Continueと同じ制限であり、すべてのシナリオで使えるわけではない(詳細については、こちらのMSDNページを参照してください)。
Visual Studio 2022プレビューが現在、インストール可能となっている。プレビュー1のユーザは、Visual Studioインストーラを使って、そのコピーをプレビュー2に更新することもできる。