クラウドベース開発者プラットフォームを手掛けるGitpodは最近、MITの下でライセンス供与するオープンソースプロジェクトOpenVS Code Serverを発表した。これを使うことで開発者は、最新のWebブラウザを使ってアップストリームで安定したVS Code IDEを実行できる。
GitHub Codespacesのリリースにより、ブラウザベース、リモート、クラウドベースの開発者環境の標準が確立された。しかし、MicrosoftはVS Codeリモートサーバの実装をオープンソースとしてリリースしていない。Gitpodの共同創設者兼CEOであるSven Efftinge氏は、Gitpodが、どうすれば常に最新のVS CodeをGitpodで実行するかについて、複数の組織や個々の開発者からアプローチを受けたと述べた。
OpenVS Code Serverは、GitpodとGitHub Codespacesの両方を制御する同じアーキテクチャで実行される。OpenVS Code Serverビルドは、プルリクエストがmicrosoft/vscodeにマージされてから24時間以内に新しいリリースでトリガーされる。Hacker Newsでの会話で、OpenVS Codeサーバの技術的側面が明らかになった。OpenVS Codeサーバは、Webワークベンチ、リモートサーバ、リモートCLIを実行することを詳しく説明した関連ドキュメントをリファレンスとしていた。Sourcegraphで、アーキテクチャのウォークスルーもできる。
OpenVS Code Serverプロジェクトは、GitLab、VMware、Uber、SAP、Sourcegraph、RStudio、SUSE、Tabnine、Render、TypeFoxによって公式にサポートされている。
TwitterのTechコミュニティは、この発表にすぐに気づいた。この記事を書いている時点で、Gitpodの公式ハンドルからのツイートには、804のいいね、257のリツイート、64の引用ツイートがあった。
Twitterユーザの1人であるPhillip Carter氏がツイートした。
「素晴らしい!私のお気に入りの開発者ツールの1つがよりよくなる。エコシステムが広がり、OSSファーストでコミュニティファーストだ!」
CNCFのTwitterユーザ兼CTOであるChris Aniszczyk氏がツイートした。
「Gitpodはすばらしいです。コードサーバを組み込む代わりになる良い方法を発表して、クラウドネイティブIDEをみんなにとってより良いものになっている。」
Githubのスターの変遷は、技術コミュニティの関心を反映している。TwitterユーザでスピーカーのGeoff Huntley氏は、OpenVS Code Serverプロジェクトリポジトリの星の数が指数関数的に増加していることを示すスターの変遷のスクリーンショットをツイートした。
Efftinge氏は、Johannes Landgraf氏とAnton Kosyakov氏との共同でのブログ投稿で、この発表をさらに広げた。Johannes Landgraf氏はGitpodの共同創設者兼CCOで、Anton Kosyakov氏はGitpodのプリンシパルソフトウェアエンジニアである。
興味のある読者は、ここで入手できる展開ガイドを使って、OpenVS Code Serverの使ってみることができる。フィードバックを提供したり、他のユーザとつながるには、Githubでのディスカッションにフォローしたり、このDiscordコミュニティに参加できる。