今週2021年10月4日のJava総まとめでは、OpenJDK、JDK 18、Spring Cloud 21.0.0-M2、WildFly 25、Quarkus 2.3.0.Final、MicroProfile 5.0-RC1、Open Liberty 21.0.0.11-beta、Mockito 4.0、Apache Camel 3.12.0 および 3.7.6、Apache Camel Quarkus 2.3.0、および Virtuozzo が買収した Jelastic PaaS からのニュースを特集する。
OpenJDK
Simple Web Server の JEP 408 は JDK 18 の Candidate (候補) から Proposed to Target (ターゲットに提案) に昇格した。この JEP は、静的ファイルのみを提供する最小限の HTTP コマンドライン Web サーバを提供する。このユーティリティは、特に教育環境でのプロトタイピング、アドホックコーディング、およびテストに役立つように設計されている。サーバは次のように起動できる:
$ java -m jdk.httpserver [-b bind address] [-p port] [-d directory] [-h to show help message] [-o none|default|verbose]
JEP 408 のレビューは、2021年10月14日に完了する。
JDK 18
先週、JDK 18 早期アクセスビルドはビルド 17 のさまざまな問題の修正を含む更新が行われたビルド 18 が利用可能になった。詳細については、リリースノートに記載されている。
JDK 18 の機能セットは、現在は次のとおりだ:
- 400: UTF-8 by Default
- 408: Simple Web Server (ターゲットに提案)
- 413: Code Snippets in Java API Documentation
- 417: Vector API (3番目のインキュベーター)
開発者は、Java Bug Database を介してバグのレポートが奨励される。
Spring Framework
Spring Cloud 2021.0.0 への道のりで、コードネーム Jubilee の2番目のマイルストーンリリースが利用可能になり、Spring Cloud Sleuth、Spring Cloud Commons、Spring Cloud Kubernetes などのさまざまな Spring Cloud サブプロジェクトの依存関係のアップグレードと修正が行われた。Spring Cloud 21.0.0-M2 は Spring Boot 2.6.0-M3 と互換性があります。
WildFly 25
Red Hat は、JDK 17 と WildFly Elytron セキュリティレイヤを完全にサポートする WildFly 25.0.0.Final をリリースした。他の新機能は次のとおりだ: OpenTelemetry 仕様のサポート。OpenID Connect を使用したデプロイメントを保護する機能。MicroProfile Health 3.1 と MicroProfile Reactive Messaging 2.0 仕様のサポート。サーバ構成時、システムプロパティとともに環境変数をチェックする機能。InfoQ は、より詳細なニュース記事をフォローアップする。
Quarkus
Quarkus 2.3.0.Final は、次のような新しい機能とともにリリースされた: Neo4J の Dev Service。Panache でのロギング。CLI アプリケーションのテストのサポートを提供するための新しいアノテーション @QuarkusMainTest
と @QuarkusMainIntegrationTest
。新しい MongoDB Liquibase 拡張機能の quarkus-liquibase-mongodb
で MongoDB への Liquibase の移行サポート。Hibernate Interceptors サポート。
Quarkus 2.2 アプリケーションを Quarkus 2.3 にアップグレードすることに関心のある開発者は、この移行ガイドが参考になる。
MicroProfile
MicroProfile 5.0 への道のりで、MicroProfile Working Group は、コミュニティが開発した 8 の仕様の最新アップデートを含む最初のリリース候補を提供した。
- Config 3.0-RC5
- Health 4.0-RC3
- Fault Tolerance 4.0-RC4
- JWT RBAC 2.0-RC2
- Metrics 4.0-RC4
- OpenAPI 3.0-RC3
- OpenTracing 3.0-RC3
- RestClient 3.0-RC3
これらの仕様は、Jakarta EE 9.1 に準拠する。
Open Liberty
Open Liberty 21.0.0.11-beta が 2 のパッケージ製品で Java コミュニティにリリースされている: すべてのベータ機能と Jakarta EE 9.1 ベータ機能。前者は、レスポンスヘッダを変更(追加、追加、上書き、削除)するように Open Liberty 21.0.0.11-beta アプリケーションを構成する機能を導入している。後者は、元々 Open Liberty 21.0.0.8-beta で導入された jakartaee-9.0
、jakarteeClient-9.0
、および webProfile-9.0
の便利な機能を削除し Jakarta EE 9.1 に相当するものを優先する。
Mockito
Mockito チームは、すでに非推奨と宣言されているクラスやメソッドの削除を行ったモックフレームワークのバージョン 4.0 をリリースした。リストは次の通り: org.mockito.Matchers
、org.mockito.ArgumentMatchers.anyObject()
、org.mockito.ArgumentMatchers.anyVararg()
、org.mockito.Mockito.debug()
、および org.mockito.MockedStatic.verify()
、その他。これらのクラスおよび/またはメソッドは、リファクタリングや、他のクラスおよび/またはメソッドのエイリアスとして機能していた。
Apache Camel
Apache Camel チームは Camel と Camel Quarkus のポイントリリースの提供のために忙しい1週間だった。
Quarkus との整合性を維持しながら、Quarkus 2.3.0.Final と歩調をあわせた Camel Quarkus のバージョン 2.3.0 がリリースされ、テストカバレッジが改善されている。
Camel バージョン 3.12.0 とバージョン 3.7.6 のマイナーポイントリリースが Java コミュニティで利用可能になった。改善とバグ修正に加えて、それぞれ 206 と 15 の新機能がある。
Virtuozzo に買収された Jelastic PaaS
10年間のパートナシップの後、Virtuozzo は Jelastic PaaS を買収した。Jelastic が提供するプラットフォームおよびアプリケーション管理機能と Virtuozzo が提供するコアテクノロジースタックを組み合わせることで、サービスとしてのインフラストラクチャ (IaaS)、サービスとしてのプラットフォーム (PaaS)、サービスとしてのコンテンツ (CaaS) サービスとしてのその他すべて (XaaS) に基づいた製品を作成できる可能性がある。