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AWSがAmazon Managed Service for Prometheusの一般提供を発表

原文(投稿日:2021/10/21)へのリンク

先ごろ、AWSは、Amazon Managed Service for Prometheus (AMP) の一般提供 (GA) を発表した。これは、コンテナインフラストラクチャとコンテナのアプリケーションメトリックスの Prometheus 互換のモニタリングサービスだ。

re:Invent 2020 の期間中に、同社は Amazon Managed Service for Prometheus と Amazon Managed Service for Grafana のプレビューを発表した。Amazon Managed Service for Prometheus が GA になり、Alert Manager からの通知の受信先として Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) をサポートするアラートマネージャやルールなどの新機能が含まれている。

AMP を使用して、顧客は Prometheus クエリ言語 (PromQL) を使って、運用のメトリックスの取り込み、ストレージ、アラート、およびクエリのスケーリングと保護で必要な基盤インフラストラクチャを管理することなく、コンテナ化されたワークロードのパフォーマンスを監視できる。取り込みは150以上の Prometheus エクスポータで行うことができる。さらに、顧客は、AWS Distro for OpenTelemetry (ADOT) または Prometheus サーバを収集エージェントとして使用して、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) および Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) 環境から Prometheus メトリックスを収集できる。

追加されたアラートマネージャとルールの機能は、いわゆるワークスペース (1つ以上の Prometheus サーバからのメトリックスの保存、アラート、およびクエリ専用の論理スペース) を作成するときに使用できる。ユーザは、Helm を使用して作成されたワークスペースへの Prometheus メトリックスの取り込みを設定し、それらのメトリックスをクエリしてから、ルール管理で名前空間を選択し、記録ルールとアラートルールが記述された YAML ファイルを選択できる。

 
出典: https://aws.amazon.com/blogs/aws/amazon-managed-service-for-prometheus-is-now-generally-available-with-alert-manager-and-ruler/

次のステップでは、ルールにアラートを定義し、アラートの宛先を Amazon SNS トピックに設定し、アラートマネージャを設定する。AWSのプリンシパル開発者アドボケイトである Yanny Chun 氏が、AWS News のブログ投稿で GA リリースについて説明している:

アラートマネージャはアラートを SNS にルーティングし、SNS ルートはダウンストリームの場所にルーティングします。設定されたアラートルールは、アラートマネージャにアラートを送信します。アラートマネージャは、SNS レシーバを介してアラートから重複排除、グループ化して Amazon SNS にルーティングします。アラートのEメール通知を受け取りたい場合は、SNS トピックのEメールサブスクリプションを構成します。

さらに、AWS Management & Governance のブログ投稿では、アラートを間接的に PagerDuty にフックできると説明されている。著者は次のようにまとめている:

Amazon Managed Service for Prometheus の Alert Manager、SNS トピック、およびサブスクライブ Lambda ファンクションの組み合わせて、Amazon Managed Service for Prometheus から PagerDuty にアラートを送信する方法を示しました。このパターンは、組織が既存の OSS Alert Manager 構成をAmazon Managed Service for Prometheus Alert Manager に移行する場合に特に役立ちます。

出典: https://aws.amazon.com/blogs/mt/using-amazon-managed-service-for-prometheus-alert-manager-to-receive-alerts-with-pagerduty/

現在、Amazon Managed Service for Prometheus は、米国東部 (北バージニア)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、ヨーロッパ (フランクフルト)、ヨーロッパ (アイルランド)、ヨーロッパ (ストックホルム)、アジア太平洋 (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー) およびアジアパシフィック (東京) の AWS リージョンで利用できる。料金は、取り込み、クエリ、保存されるメトリックスに基づいている。詳細については、料金ページに記載されている。

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