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新しいマネージドワイドエリアネットワーキングサービスAWS Cloud WANがプレビューへ

原文(投稿日:2021/12/11)へのリンク

最近、re:Invent 2021で、AWSは新しいネットワークサービスのAWS Cloud WANのプレビューリリースを発表した。このマネージドワイドエリアネットワーキング(WAN)サービスを使うと、顧客は、クラウド環境とオンプレミス環境で実行されているリソースを接続するグローバルネットワークを構築、管理、監視できる。

ネットワークがグローバルに拡張され、さまざまなテクノロジーが混在している場合、企業がそれらを管理するのは複雑になる。そのため、AWSは現在、Cloud WANをグローバルなマネージドサービスとして提供し、その複雑さを軽減する。このネットワーキングサービスにより、企業は、どのようにAWSに到達するかを選択できるようになった。VPNsソフトウェア定義WAN(SD-WAN)、固定回線のどれを経由するかである。さらに、オンプレミスのデータセンターとブランチオフィスをAWSのグローバルバックボーンネットワークに接続できる。

AWSのAmazon EC2のバイスプレジデントDavid Brown氏は、Cloud WANのプレスリリースで次のように述べている。

AWS Cloud WANを使うと、現在管理している複数のネットワークを統合する中央ダッシュボードが使うことで、WANの管理方法を簡素化できます。また、パフォーマンスとセキュリティのネットワークポリシーが実装し、ロケーションを簡単に追加でき、高度なネットワーク設定を自動化できます。AWS Cloud WANによって、複数のサードパーティツールをつなぎ合わせて管理することの難しさが取り除かれ、顧客がネットワークをより簡単に安全に接続し、高性能に保つことができるようになります。


出典: https://aws.amazon.com/cloud-wan/

AWS Cloud WANを使って、同社はArubaVMWareCiscoなどのSD-WANサービスを提供する他のさまざまなパートナーとの統合している。Ciscoの製品管理、エンタープライズルーティング、およびSD-WANのバイスプレジデントのJL Valente氏は、同じプレスリリースで次のように述べている。

顧客がハイブリッドワーカーの要求を満たすだけでなく、適切なエンドツーエンドの接続とセキュリティを提供できるように、CiscoはCisco SD-WANをAWS Cloud WANサービスと統合しました。これによって、顧客が自動化を使ってユーザ、サイト、クラウド上の処理を相互接続できるようにしています。そして、デプロイ時間を短縮し、AWSのグローバルクラウドネットワークでアプリケーションのパフォーマンスを向上させました。

マネージドWANサービスを提供しているパブリッククラウドプロバイダーはAWSだけではない。以前、Googleは、Google Cloudでのネットワーク接続管理の新しいサービスとしてNetwork Connectivity Centerのプレビューをリリースした。さらに、Microsoftは、Azure Virtual WAN Hubアップデートするために、1年以上前に同様のサービスを発表している。そして最後に、Cloudflareが提供するコンテンツ配信ネットワーク(CDN)およびドメインネームシステム(DNS)プロバイダーも、Cloudflare Oneなどの同様のトランスポートサービスを提供する。

451 ResearchのシニアアナリストであるCraig Matsumoto氏は、ツイートで次のように述べている。

AWSはよりエンタープライズネットワークプロバイダーになりつつあります。エンタープライズWANを提供でき、クラウドプロバイダーになりつつあるCloudflareと比較してください。どちらも、このサービスの一部に独自のバックボーンを使っています。

AWS Cloud WANは現在、パブリックプレビューで10のAWSリージョンで利用可能である。価格の詳細は価格ページで確認できる。このサービスの詳細については、ドキュメントFAQのページをご覧ください。

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