Azure Maps Weather Servicesは、Microsoft Azure Maps Serviceの一部である。このサービスでは一連のRESTful APIが提供される。このAPIによって、開発者が非常に動的に気象に関する履歴データ、リアルタイムデータ、予測データと視覚化をソリューションに統合できるようになる。最近、過去の天気、空気の質、熱帯暴風の3つの新しいサービスを発表した。
Azure Maps Weather Servicesは、2019年10月のプレビューの後、2021年4月に一般向け提供となった。これは、世界をリードする気象サービスプロバイダのAccuWeatherからデータを取得している。さらに、1時間ごとに予測される天気や現在の状況などいくつかのサービスがある。3つの新しいサービスにより、開発者と企業はより豊富な気象ベースのアプリケーションを構築するためのより多くの機能を利用できる。
Historical Weatherを使うと、開発者は1回のAPIリクエストで最大31日間の指定された日付範囲に対して、日ごとの実績、法線、気候学データなどの過去の天気を取得できる。場所やサービスによっては、気温、降水量、降雪量、積雪深、冷暖房度日情報など、5年から40年の履歴データが利用できる。
次に、開発者は、Air Qualityサービスを使って、現在および予測される大気汚染物質と大気質濃度を取得できる。予測データは、時間指定（次の1、12、24、48、72、および96時間）およびday指定（今後1～7日）で利用できる。汚染レベル、大気質指数値、主要な汚染物質、そして、リスクレベルと推奨される注意事項を要約した簡潔な説明のすべてが情報に含まれる。
Maps & Geospatial Product GroupのMicrosoftのプログラムマネージャーであるClements Schotte氏は、Techcomminityのブログ投稿にAir Quality Serviceのいくつかの例について書いている。
屋外のランニング/サイクリングアプリを作成している場合は、1時間で空気の質が良くなるかどうかをユーザに警告したり、吸い込む空気の種類を追跡して健康への影響を分析したりできます。空気品質情報は、屋外センサー、通勤、作業、運動、その他の屋外活動中に人々が使用するデバイスから、HVACや空気清浄機を使用した屋内使用、あるいは地域の一般的な監視まで、あらゆるものに使用できます。
そして最後のTropical Stormsサービスは、政府発行の活発な熱帯低気圧、熱帯低気圧予測、個々の政府発行の熱帯低気圧の場所を提供するサービスである。そして政府発行の熱帯低気圧を年ごと、流域IDごと、政府発行のIDごとに検索する機能が提供される。
最後に、Azure Maps Weather Servicesの詳細については、Azure MapsのランディングページとFAQを参照してください。さらに、価格の詳細は価格ページをご覧ください。