最近、MicrosoftはMicrosoft Purviewを発表した。これは新製品のブランドであり、Azure PurviewデータガバナンスサービスとさまざまなMicrosoft 365コンプライアンスソリューションが合わせて提供される。
昨年10月、同社はAzure Purviewを一般向け提供としてリリースした。現在はMicrosoft 365コンプライアンスポートフォリオとマージされており、顧客に統合されたサービスを提供している。Microsoft Purviewブランドの新しい製品には、Microsoft DataとAIによるデータガバナンス、Microsoft Securityによるコンプライアンスとリスク管理が含まれている。さらに、この製品は、ID・アクセス管理、脅威保護、クラウドセキュリティ、エンドポイント管理、プライバシー管理機能によって補強されている。
Microsoft Purviewを使うことで、同社は、顧客がデータ資産全体にわたって資産を確認し、クラウド、アプリ、エンドポイント横断で機密データを保護・管理し、リスクと規制コンプライアンスを管理できるように支援することを目指している。
Microsoftのセキュリティ担当コーポレートバイスプレジデントであるVasu Jakkal氏は、紹介ビデオで次のように述べている。
Microsoft Purviewは、「データとAI」の統合データガバナンスと、セキュリティのリスクとコンプライアンスソリューションを統合します。
さらに、MicrosoftのコンプライアンスとプライバシーマーケティングのゼネラルマネージャーAlym Rayani氏は、Microsoft Securityのブログ投稿で次のように述べている。
過去2年間で、組織はデジタルフットプリントの大幅な増加を経験してきており、データの断片化と多数のアプリケーション、デバイス、ロケーションにわたる成長につながっています。これは、あらゆる組織が管理しようとしている大きなデジタル世界です。Microsoftのデータガバナンス・コンプライアンス機能をMicrosoft Purviewに統合することは、世界がデータに対してより単純でより統一されたアプローチを必要としているという私たちの信念を反映しています。
再ブランド化に加えて、同社はmacOSエンドポイント向けのMicrosoft Purviewデータ損失防止の一般向け提供も発表した。そして、50を超える機密情報タイプの拡張、Microsoft Purviewデータライフサイクル管理の多段階リテンション、Teamsでの関連データの識別を改善するためのMicrosoft Purview eDiscovery(プレミアム)に対する追加機能を発表した。
現在、Microsoft Purviewは、Microsoft PurviewガバナンスポータルからAzureの顧客が利用可能である。また、Microsoft 365 E5あるいはMicrosoft E5コンプライアンスの顧客は、 Microsoft Purviewコンプライアンスポータルを使用できる。そして最後に、サービスの価格設定は価格ページで確認でき、詳細はFAQとドキュメントのランディングページで確認できる。