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Microsoftがストレージに最適化した新たなVMとしてLasv3とLsv3を発表

原文(投稿日:2022/06/19)へのリンク

最近、Microsoftは、ストレージに最適化した新たなAzure仮想マシン(VM)の一般向け提供(GA)を発表した。このVMは、高スループットとIOPSを必要とする処理を実行するために設計されたLasv3シリーズとLsv3シリーズである。そのターゲットは、ビッグデータアプリケーション、SQLデータベースとNoSQLデータベース、分散ファイルシステム、データ分析エンジンなどである。

Lasv3シリーズとLsv3シリーズのVMは、前世代のストレージに最適化されたVMと比較して、プロセッサーの高速化、ネットワークの向上、リモートディスクスループットの向上を実現している。より具体的に言うと次の通りである。

さらに、高スループット、低遅延、直接マッピングされたローカルNon-Volatile Memory Express (NVMe)ストレージは、新たなLasv3 VMとLsv3 VMの機能である。さらに、VMは8~80 vCPUの範囲のキャパシティで利用できる。vCPUごとに8 GiBのメモリがある。8 vCPUごとに1.92TB NVMe SSDデバイスが1つあり、最大19.2TB(10x1.92TB)の最も広い範囲のVMサイズが提供される。

DatabricksでスタッフパフォーマンスエンジニアのZach Christopherson氏は、Microsoft Tech Communityのブログ投稿で新しいVMシリーズについて次のように述べている。

Databricksでは、レイクハウス向けにLsv3 Azure VMとLasv3 Azure VMを評価しました。その際、実際の分析処理として存在する一般的で重要なパターンを反映する包括的な一連のベンチマークを使いました。v3 LシリーズのローカルNVMeデバイスと、より高速なCPUオプションにより、Databricks Photonでは、最も要求の厳しいデータウェアハウス処理に対して、優れた価格・パフォーマンス比を実現できました。Databricks Photonは、ネイティブのベクトル化されたクエリエンジンです。

クラウドスペースにおいて、Microsoftの競合のAWSは、ストレージに最適化したVMも提供していることを記しておく。そのVMはAmazon EC2 I3インスタンスを備えている。

現在、Lsv3 VMは20を超えるリージョンで利用できる。Lasv3 VMは最初は、米国中央部、米国東部、米国中南部、西ヨーロッパのリージョンで利用でき、さらに他のリージョンが続く予定である。最後に、VMの価格詳細はWindowsLinux向けの価格ページで確認できる。

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