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ローカルクラウド開発のオープンソースツールLocalStackがメジャーアップデート

LocalStack社はクラウドアプリケーションのローカル開発・テスト用オープンソースツールLocalStack 2.0の一般提供を開始すると発表した。

LocalStackはクラウド環境がなくてもクラウドアプリケーションをローカル環境で開発・テストできる完全な機能を備えたローカルクラウド環境である。S3、Lambda、DynamoDBなど一般的なAWSサービスのほとんどをローカル環境に実装可能だ。

新バージョンは昨年GA公開となったバージョンのフォローアップである。バージョン2.0では全く新しいLambdaとS3プロバイダーCommunityとProエディション間のDockerイメージ分離によるLocalStackイメージサイズの大幅削減、新しいSnapshotの永続化コミュニティエディションのCloud Podサポート開始Cloud Podのローンチパッドなど、いくつかの新機能と改善を追加した。

さらにバージョン2.0ではローカルクラウド開発のためのLocalStackツールの改善、新しいLocalStack Developer HubとチュートリアルLocalStack Coverage Docs Overviewの改善といった開発者向けの機能強化が行われている。

画像 Source: https://localstack.cloud/blog/2023-03-29-announcing-localstack-2.0-general-availability/#improved-localstack-toolings-for-local-cloud-development

改良されたLocalStackツールの1つは、開発者がDocker Desktopを介してLocalStackコンテナを操作するためにLocalStackと連携することを可能にするdocker拡張機能である。この拡張機能は実行中のLocalStackインスタンスを作成し、開発者は、開発、テスト、実験のためのローカルクラウドサンドボックスのニーズに合わせてLocalStackを簡単に構成できる。

Docker社のデベロッパー・アドボケイトであるAjeet Singh Raina氏と、LocalStack社のオープンソース・エンジニアであるHarsh Mishra氏は、Docker社のブログ投稿で述べている。

今後、この拡張機能はAWS API、LocalStack Web Applicationとの統合、Cloud Pods、LocalStackの状態管理、チームコラボレーション機能などのツール拡張に向けてさらに開発される予定です。

またLocalStackチームはブログ記事で次のように述べている。

LocalStack 2.0は最高のデベロッパーエクスペリエンスを提供するために、私たちは等価性、性能、相互運用性という3つの重要要素の改善に力を入れました。LocalStack 2.0ではプラットフォームの内部を大幅に最適化し、開発者がクラウドアプリケーションをローカルで簡単に構築およびテストできるように、新しいサービス実装やコンテナイメージツール、内部ツールを導入しました!

ローカル開発のためにLocalStackに追加されたAWSLocalは、AWSコマンドラインのラッパーである。さらに、開発者はOpenStackServerless、またはTestcontainersを選択肢として見ることができる。

Java、Spring、AWSのフリーランスアーキテクト&デベロッパーであるMaciej Walkowiak氏は、次のようにツイートしている。

Spring Cloud AWSが@testcontainers 1.18.0と@_localstack 2.0上ですべてのテストを実行するようになったことを報告できてうれしい。

LocalStack 2.0へのマイグレーションの際はマイグレーションドキュメントを参照できるので一読してもらいたい。

 

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