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一元化されたAPIディスカバリーとガバナンスを実現するAzure API Centerのプレビュー版

原文リンク(2023-06-15)
最近の年次Buildカンファレンスで、マイクロソフトはマイクロソフトAzure API Centerのプレビューを紹介した。これは新しい Azure サービスであり、検出、再利用、ガバナンスのために一元的な場所で API を追跡できるようにするAzure API Management プラットフォームの一部である。

API Centerによって、ユーザーは組織内のすべてのAPIを検出、追跡、管理する中央ハブにアクセスでき、全社的なAPI標準を育成し、再利用を促進する。さらに、APIプログラム管理者、アプリケーション開発のためにAPIを探して利用する開発者、APIを作成・公開するAPI開発者、その他APIプログラムに関わる関係者間のコラボレーションを促進する。

Source:https://github.com/Azure/api-center-preview

API Centerの主な機能は以下の通りである。

  • APIインベントリ管理は、組織内のすべてのAPIを一元的に収集する。これらのAPIは、タイプ(REST、GraphQL、gRPCなど)、ライフサイクルステージ(開発、本番、非推奨)、デプロイ場所(Azureクラウド、オンプレミスのデータセンター、その他のクラウド)によって異なる。
  • Real-world API表現は、バージョン、仕様、デプロイメント、デプロイされた環境など、APIに関する詳細な情報を提供する。
  • メタデータ・プロパティは、資産ポートフォリオ全体を通じて、統一された組み込みメタデータとカスタム・メタデータによって、カタログ化されたAPI、環境、デプロイメントを整理し、充実させることで、ガバナンスと検出性を強化する。
  • ワークスペース、役割ベースのアクセス制御により、APIやその他の資産への管理アクセスを管理できる。

APIインベントリ管理について、シニア・プログラム・マネージャーのFernando Mejia氏は、APIに関するマイクロソフト Buildのセッションで次のように述べている。

API Centerを使えば、AWS API GatewayやMuleSoft API ManagementなどのApigeeからAPIを持ち込める。すべての API に対して 1 つのインベントリを用意するという考え方である。

マイクロソフトでAzure API Managementのシニアプロダクトマネージャーを務めるMike Budzynski氏は、API Center機能のリリースロードマップについてInfoQに説明した。

API Centerは現在、Azureの顧客による評価のためのプレビュー段階にある。最初のうちは、招待制でアクセスを制限している。秋には、より広範な採用に向けて公開する予定だ。

さらに、技術コミュニティのブログ投稿で、Budzynski氏はこう書いている。

プレビュー期間中、API Centerは無料で利用できる。今後のリリースでは、開発者エクスペリエンス、APIの発見と再利用性の向上、APIインベントリのオンボーディングを簡素化する統合機能が追加される予定だ。

マイクロソフトは現在、リクエストフォームを通してAPI Centerへのアクセスを限られた顧客に許可している。

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