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AWSが各種サービスを廃止、コミュニティで懸念の声が上がる

原文リンク(2024-08-02)

AWSはその歴史上初めて、数日のうちにいくつかのマネージド・サービスを廃止した。影響を受けるサービスの中には、ソース管理AWS CodeCommit、クラウドベースのIDE AWSCloud9、時系列予測サービスAmazon Forecastがある。相次ぐ廃止は、明確なコミュニケーション不足のためにコミュニティ内に懸念をもたらした。

InfoQで別途報告されたように、台帳データベースAmazon QLDBを廃止した後、AWSはCodeCommitを他のGitプロバイダーに、CloudSearchをOpenSearchに、Cloud9をAWS IDE Toolkitsに置き換える方法を文書化した記事を投稿し始めた。技術的な記事は有益な情報を提供したが、既存のサービスが廃止されたのかどうかは当初明確になっておらず、コミュニティは不確実な状態にあった。

S3 Select、CloudSearch、Cloud9、SimpleDB、Forecast、Data Pipeline、CodeCommitのどれもが、他のプロバイダーが通常行っているアナウンスページやフィードには掲載されていなかった。既存の顧客は、影響を受けるサービスのステータスを明確にするEメールを受け取ったかもしれないが、他の顧客は、サービスがまだサポートされているのか、それともAWSがその方針を変えたのか疑問に思うことになった。AWSの副社長兼チーフ・エバンジェリストであるJeff Barr氏は、影響を受けるサービス(200以上あるサービスのごく一部)の状況を明確にするために、次のように述べた。

いろいろ考えた結果、AWS CodeCommitを含む少数のサービスへの新規アクセスを停止する決定を下しました。これらのサービスへの新規顧客のオンボーディングは終了していますが、安全性と信頼性を維持することを含め、現在利用いただける機能やエクスペリエンスを変更する予定はありません。また、お客様の進化するニーズに合わせて、AWSやサードパーティのソリューションへの移行もサポートしています。フィードバックをお寄せください。我々は常に耳を傾けています。

Rackspace TechnologyのシニアマネージャーであるMatthew Juliana氏は、Barr氏のメッセージが、AmazonのCEOであるWerner Vogels氏がちょうど1年前に書いた「サービスの廃止はAWSで行うことではない」という声明と大きく異なることを強調している。SimpleDBは、10年以上前にDynamoDBに取って代わられたサービスだが、AWSが他のプロバイダーのようにサービスを停止させない例としてよく使われてきた。「The end of the Everything Cloud」という記事の中で、Forrest Brazeal氏は次のようにコメントしている。

これは、AWSがGCPのようになりつつあることを示すものではありません。GCPは、広く採用されているサービスを停止させることによってユーザーの期待を裏切るという当然の評判を、より広範なGoogleから受け継いでいます(中略)これらのサービスは、しばらくの間メンテナンス専用モードになっています。

ExamProのCEOであるAndrew Brown氏はこう書いている。

これがマーケティング上の失策であろうとなかろうと、AWSがカタログを一掃し、ゾンビのようなAWSサービスや製品を消滅させるアイデアは、私にとっては良いアイデアです。

クラウド・セキュリティ・コンサルタントのScott Piper氏は、AWSが廃止のページを提供すべきだと提案した後、廃止になったサービスのリストをGitHubで管理している。Piper氏はこう書いている。

これが一度だけの出来事なのか、それとも今後も廃止が続くと予想されるのか(中略)、AWSで戦略の変更が起こった今、どのようにサービスを評価すべきなのか、という点で、今後の戦略を聞きたいです。

最初の投稿以降、影響を受けるサービスからの移行を文書化した記事に様々な廃止の注記が追加され、それぞれのステータスが明確になった。

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