InfoQは国際的なソフトウェア開発カンファレンス QCon London 2025（4月7日〜10日）で、初のハンズオン・ソフトウェアアーキテクチャ認定制度を発表する。この認定制度は実務者主導のカンファレンスセッションと、実世界のアーキテクチャ課題に焦点を当てたハンズオンワークショップを組み合わせたものである。
QCon議長を16回、InfoQ Podcastの共同ホストであり、Equal Expertsのテクニカルプリンシパルコンサルタント Wesley Reisz氏がInfoQ Certified Software Architect in Emerging Technologies（ICSAET）認定ワークショップを指導する。
「多くの認定プログラムが存在しますが、エンタープライズ規模でエマージングテクノロジーを実装する際の実践的な課題に対応しているものはほとんどありません。」とReisz氏は述べた。「この認定制度はソフトウェアアーキテクトが日々直面する現実のシナリオにフォーカスすることで、そのギャップを埋めるものです。」
この認定制度は参加者に最低5年間のシニアレベルの技術経験を要求する。参加者は、カンファレンスセッションからインスピレーションを得た実際の企業実装から引き出されたアーキテクチャ課題に取り組む。これには膨大なトラフィックと複雑性に対応するシステムをスケーリングする企業の実例を紹介する「あなたがいつも不思議に思っているアーキテクチャ」、AIと機械学習を統合したスケーラブルなシステムを構築する際の重要な課題に取り組む「モダンデータアーキテクチャ」、そして従来のアプローチが新しい課題に対応するためにどのように進化しているかを検討する「アーキテクチャ実践の変化する姿」などが含まれる。
InfoQ Certified Software Architect in Emerging Technologies (ICSAET)認定制度は、以下の点で従来のアーキテクチャ認定制度とは異なる：
- シニアレベルの実務者にフォーカス
- QConの最先端ソフトウェアアーキテクチャトラックとの統合
- 実践的な実装課題にフォーカス
- 実際の企業実装シナリオ
- ハンズオンワークショップ形式
- ピアラーニングを重視
「参加者は、企業実装で遭遇した実課題に取り組むことになります。」とReisz氏は説明した。「焦点は理論的なフレームワークではなく、現実世界のソリューションを形作るトレードオフと制約にあります。」
InfoQとQConの制作者であるC4Media, Inc.社長 Dio Synodinos氏はこう述べた：
「この認定制度は、InfoQとQConが国際的な企業ソフトウェアチームと約20年にわたって協力してきた成果から生まれました。2006年から私たちのカンファレンスとコミュニティを通じて、シニアソフトウェア開発者が新興技術とアーキテクチャの課題に対処するのを支援してきました。シニアアーキテクトが必要としているものを直接見てきました：新興技術を大規模に実装するための実践的な洞察です。この認定制度が提供するのはまさにそれです - 今日の複雑な企業規模のアーキテクチャ課題を積極的に解決している実務者からの現実世界の知識です。」
ICSAET認定制度は、参加者のシニアテクニカルリーダーとしての権威と継続的な成長への献身を示すものである。QCon Londonカンファレンスとワークショップの両方を修了することで、参加者はInfoQ Certified Software Architect in Emerging Technologies（ICSAET）資格を取得でき、モダンソフトウェアアーキテクチャにおけるリーダーシップと専門知識を証明することができる。
この認定制度はまずQCon London 2025で利用可能となり、11月のQCon San Francisco 2025への拡大も計画されている。ワークショップ部分は、質の高い交流と有意義なピアディスカッションを確実化するため、参加人数が制限される。
ICSAET認定制度は現在受付中である。詳細情報と登録の詳細はhttp://qconlondon.com/をご覧ください。
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